秘伝トピックス

競技・試合を目的としない「身を守るための空手」。
体格差、複数敵、武器を想定した型の動きから生まれる技とは。

「私が指導している空手は街中での不意の暴力から身を守るための空手です」「具体的には、相手と体格差がある、複数に囲まれている、相手が武器を持っているという状況を想定しています」（少林寺流錬心舘・今井実先生）。

今井先生は「鞭のようにしなやかな打撃」と評されたキレのあるムチ身で注目を集めた空手師範。横浜の道場で、幼年者、女性、高齢者など幅広い層を指導しています。

「大会で勝つことが目的なら型稽古は必要はありません。得意な動きをひたすら練習した方が勝つ確率は高いです」と言い切る今井先生。では型とは何の意味があるのでしょうか。

それは「腕力を使わないで相手を制する体の使い方」を練ること。足裏の根噛みから力を伝える動き、目標と逆の方向に体を極める動きなどを型を通して訓練します。これにより筋力とは異なるキレと威力、さらに単発で終わらない連続性が身に付いていきます。

本DVDはこれらの動きを基礎に柔術的な合気の崩し、発勁的な打法、対武器などの護身としての空手技術の考えを分かりやすく収録。型分解とは一味違う型の使い方を模索している方におススメできる内容になっています。

DVD◎【護身の空手】合気の崩しと歯車の威力
指導/監修◎今井実 いまい みのる
関連映像◎DVD【護身の空手】紹介映像
指導映像◎【腰の中で動きを返す】体の使い方