力まず! 居着かず!踏ん張らず!!
打撃を超える力!
佐川派大東流合気武術において「発力」は体術の根幹であり、爆発力や吹き飛ばしを生む技術です。「発勁」と決定的に異なるのは、発する前に力を蓄えない点です。佐川派は武田惣角先生の剣術を源流とし、立ち合いで「居つく・踏ん張る」ことを嫌います。溜めればその一瞬に切り込まれてしまうからです。佐川幸義先生の後継者教育を受けた吉丸慶雪先生も、私に「踏ん張らない」ことの重要性を丁寧に指導してくださいました。「発力」とは、自然体のまま、力まず、意識と伸張力を身体から放出すること。佐川派でいう「力」は筋収縮ではなく、伸張力(筋肉の伸び)であり、この違いを今回は解説したいと思います。(有満庄司)
CONTENTS
●「伸ばす力」と「押す力」の違い
●「受動力」を使う
●「返す合気」の重要性
片手取り返す合気/内手取り返す合気/諸手取り返す合気/
「返す合気」のコツ
●剣術動作と「合気発力」
正面打ち受け合気発力/諸手取り横薙ぎ合気発力/
諸手肩取り合気発力/突き合気発力
●「合気発力」の技
両手取り合気発力/両手取り二ヶ条抑え合気発力/
両手取り巻く合気発力/両肩取り合気発力/立ち合い合気発力/
両肘取り合気発力/推手からの合気発力/両手取り球転合気(球合気)/
上段突き受け合気発力/片手取りコバ返し合気発力/
振り投げ合気発力/五人並び合気発力/中段鳩尾突き受け合気発力
指導・監修者プロフィール
指導・監修◎有満庄司(合気錬体会総師範)(ありみつ しょうじ)
鹿児島県出身。01年吉丸慶雪師範著『合気道の奥義』を読み、合気錬体会に入門。04年に吉丸師範が体調を崩された後は、師範を助けて講習会を開催。吉丸師範より合気錬体会第二代総師範に任命され、以来益々の大東流の研鑽、普及に尽力している。書籍に『「神技」を生み、「錬体」を作る合気上げ』、DVDに『絶対 出来る!合気上げのコツ(全2巻)』『 秘伝! 合気下げ』『大東流合気剣術』(BABジャパン刊)がある。
▶ キーワード検索