- 著者
-
習志野青龍窟
- 判型
- 四六判
- 頁数
- 264頁
- 価格
- 1,760 円(税込)
- 発売日
- 2025年1月24日
忍術は実際に使える!
伝統に学び、身をもって実行する
本物の忍術修得を目指して取り組んできた様々な修行内容を綴り、
現代の陰忍(実践派忍者)の立場から、忍者の魅力を広く伝える一冊。
江戸時代の歩行術「千里善走傳」も特別収録で解説します!
「忍者の修行とは何か、実際に行うとどうなるのか。
現代において忍術を実践している忍道家・習志野青龍窟氏の奮闘記。」
忍者学の第一人者、三重大学・山田雄司教授、推薦の書!
CONTENTS
●【壱ノ巻】忍びの履歴書 忍びの修行の実際/忍術との出会い/元ロシア軍人猛者とのチカラ比べ/
多様な文化、人種、価値観と触れ合った下積み時代/
忍術傳書の研究と伝統的忍びの修行実践/現代社会に活きる「忍耐力」
●【弍ノ巻】忍びの呼吸法
自らの心と息づかい/呼吸の難しさを自覚する/「阿吽」の呼吸/
「息長」薄く平たい呼吸法/五感の鍛錬─息を潜めて感覚集中/
呼吸の乱れに気づく/夜間山修行でのエピソード
●【参ノ巻】忍びの山修行
忍びと山/はじめての山修行/山でのサバイバル/
熊に出会う/山修行を通じて体得したもの
●【四ノ巻】印と気合
印と忍術ついて/印を学ぶ/印を結ぶ/気合を発する
●【五ノ巻】忍者食と断食
忍びと食料/一器を以て諸用に弁ずる/断食を始めたきっかけ/はじめての断食/
1ヶ月断食修行/断食実践の体感/重要なのは断食後/覚悟なくして真似すべからず
●【六ノ巻】傳書研究と実践
忍者を学問する気運/国際忍者学会/三大忍術書/忍術書勉強会/
「忍道」の発足/「自見火」の教え
●【七ノ巻】忍びと歩行
過酷な移動ミッション/江戸期以前の歩行と忍術/房州廻国修行/常盤廻国追善修行/
日光の旅/『ジャポン1867年』 に記載の馬丁のエピソードと検証
●【八ノ巻】忍ぶということ
忍者なのに忍んでない!?/『万川集海』における忍ぶ/陰忍と陽忍/
変装潜入の検証/忍んで生きる/
先哲の忍の教え/身体を通じて忍を学ぶ
●【九ノ巻】撒菱について
世界の撒菱と歴史/撒菱の種類/撒菱の使い方/
運搬と対策/菱がつなぐ縁
●【拾ノ巻】忍びの歩法
『正忍記』にみる「足なみ十ヶ条」/履物の工夫と足跡の用心/
動物の歩きの真似をする/
忍道で稽古する神足法/歩法の大切さ
●【拾壱ノ巻】忍者と手裏剣
手裏剣との出会い/忍者ツアーでの手裏剣体験の工夫/
全日本忍者手裏剣打選手権大会/手裏剣の分類/忍術書に記載の手裏剣/
忍術書に登場する車剣/手裏剣は忍者のものか?
●【拾弐ノ巻】忍者と演技
演劇に触れた学生時代/忍者業界に入って/転機となる出演/
忍びと芝居/演劇再び/映画への出演/気づくに気づく
●特別収録 日に160㎞踏破する! 不及流歩術「万民千里善歩傳」とは
「万民千里善歩傳」全ページを画像で掲載
著者プロフィール
習志野青龍窟(ならしの せいりゅうくつ)
「忍道」陰忍五段師範。幼少より武道や格闘技を学び、大学で東洋的身体論を研究。忍術・武術参究者として山修行や武術稽古、国際忍者学会に参加。忍者として国内外のメディアに多数出演。今に役立つ温故知新の心身運用法を、忍術教室や各種イベントを通じ指導中。国際忍者学会 会員、松聲館技法研究員(甲野善紀先生より賜る)、関口流抜刀術山田道場門下、里山武芸舎所属、東京都港区防災アドバイザー(忍術防災)。出演映画「英雄傳」(監督:坂本浩一)が2025年に公開予定。
▶ キーワード検索