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秘伝2016年6月号

武術をもっと響かせる!
“達人の音色”のヒミツ

音と身体奏法

・ 特別鼎談:高岡英夫×原田英代(ピアニスト)×クラゴン(プロレーサー)

一流の音が流れる「身体意識」 深く高い「軸」が支える心と身体

・日野一輝 腹まで響かせる〝武術流〟和太鼓奏法

力を抜いてやわらかい動きで胴を貫く

・ 真北斐図  ギター奏法から読み取る太極拳上達の秘訣

伸筋優位の動き スローテンポの重要性

・ 河野智聖  伝説の達人たちの〝コード〟は、コレだ!

〝背骨の旋律〟を読み解くスパイナルトーン

特別企画・連載

■巻頭インタビュー 今月の「秘伝なヒト」!
麻雀代打ち20年間無敗 “伝説の勝負師”
“雀鬼”桜井章一「身体の流儀」
■”武の総本山”嵩山少林寺・釈永信管長が語る!
少林功夫と武術禅
■中野由哲 様々な武に共通した根理を求めて
対立しない「添える感覚」の養成
■大村紀征 世界に誇るべき「日本刀」観への原点回帰
真説”戦う日本刀” 「大規模商業和鋼の誕生と新々刀」
■池上悟朗氏考案のメンタル制御法!
ココロの機能姿勢を探る『Qメソッド』
■好評連載! 合気錬体会・有満庄司
合気上げの根源力「伸筋制御運動とは!?」
■姫正賢老師セミナー
実戦内家拳の境地「霊動沾黏手」
■少林寺流ストレス低減法 アクティブ禅 名古屋勉
現代人の心身をセルフメンテナンスする「易筋経・洗髄経」
■システマ創始者の内弟子シニア・インストラクターが語る「インターナル」
ヴラディミア・ザイコフスキー「内側の敵を知る!」
■日本古武道振興会 浅草第34回日本古武道大会
新たなる世代へ受け継がれる”武”の伝承
■不定期連載 実戦的トラディショナルレスリング
キャッチ・アズ・キャッチ・キャン概史 第2回
What is CATCH-AS-CATCh-CAN?「日本柔術との邂逅(前編)」
■壺月遠州流禪茶道宗家
体得! サムライ礼作法「礼(御辞儀)の基本」
■藤本靖
意識のホームポジション
■岩沢陽介
ファンクショナル・ボディになる!
■池本淳一
異種格闘決闘録「嘉納健治の柔拳興行(2)」
■倉部至誠道
完全攻略! 合気術通信講習
■黒田鉄山
「鉄山に訊け」
■日野晃
「武道者徒歩記」
◎秘伝ジャーナル

巻頭インタビュー 今月の「秘伝なヒト」!
麻雀代打ち20年間無敗! 伝説の勝負師 桜井章一
雀鬼流「身体の流儀」裏側にある極意!

話題の才人から、いまだ世に潜んでいる傑物まで、毎月、編集部注目の「秘伝なヒト」を直撃する巻頭新企画がスタート!

今回は、裏麻雀の世界で20年間無敗という伝説を持ち、「雀鬼」という愛称で広く知られる桜井章一氏の元を訪問、独自の人生哲学が圧倒的な支持を受ける桜井氏の「身体観」について話をうかがった。

無数の真剣勝負の場で勝ちを掴み続けてきた「鬼の身体操作」とははたして!?

特集 武術をもっと響かせる!
“達人の音色”のヒミツ
音と身体奏法

「音」は、人の身体に反応を引き起こす。意識化される反応もあれば、無意識のうちに起こる反応もある。

今特集では、音と身体の関係を解き明かすとともに、一流の音を創り出しているアーティスト、さらにはライブで楽器を演奏している武術家にも登場いただき、どんな身体運動から「音」が生み出されているのかに迫った。

そこで示されたのは、豊かな「音」を創り出す〝身体奏法〟には、武術の身遣いに共通する原理が多く含まれているということであった。豊かな「音」を創り出す「身体」は「武」に通じていた。そして、「音」と「身体」の響き合いの解析によって、身体のさらなる可能性が明らかになった!

〝武の総本山〟嵩山少林寺・釈永信管長が語る!
少林功夫と「武術禅」

「武の聖地」と呼ばれる場所がいくつか存在するが、中でも〝嵩山少林寺〟は、別格と呼べるだろう。

五拳と呼ばれる拳法をはじめ、十八種類の武器、様々な武術流派から伝わった七百を超える基本套路(型)、七十二練功法、様々な気功法に養生法……、それらが〝禅宗の発祥地〟として名高い寺院の中で、僧侶たちによって長年にわたり培われてきたのだ。

本記事では嵩山少林寺のトップを務める釈永信管長に、少林功夫を特徴づける「禅と武術」の関係について紹介いただいた。

文・写真◎釈永信(嵩山少林寺第30代管長) 翻訳◎梅美(Mei Mei) 
監修◎秦西平(一般社団法人全日本少林寺気功協会会長・嵩山少林寺第34代最高師範)

心水会 中野由哲
カラダの動きから探求する“武術の根理”
相手の反発を消す「添える」感覚を習得する

打撃技と組み技、あるいは徒手空拳の素手で戦うだけではなく、様々な武器を駆使した技術まで。
本来の「武道・武術」とは、そんな多種多様な局面において、なお、通用する根本的な理を体得させるものではなかったのか?

心水会を主宰する中野由哲師範は、そんな「武術の根理」を求めて、空手から太極拳、あるいは古流剣術、居合と研鑽する中で、共通した身体の「理」を見出している。

今回は、特にその中から「添える感覚」によって技が劇的に変わることを、様々な技法と共に検証いただいた。それは、既存の武術の枠を越えた「達人技」への入り口なのか!?

次号予告

特集◎あなたの探求テーマが「武友の輪」をつなぐ!

武術研究 事始め

注目の若手武術家座談会、殺陣師・脇坂昌宏師の武術研究、高久昌義師範「掛け試し」稽古会、セミナー参加数多の猛者が選ぶ「私のベスト講習会」etc.


・巻頭企画 番組制作に秘められたアツき想い!

「武井壮×秦西平」“嵩山少林寺”特別対談

・システマ創始者ミカエル・リャブコ来日セミナー

更なる深みへ!「システマ Lev.2.1&槍術」

・鼎談後編 高岡英夫×原田英代(ピアニスト)×クラゴン(プロレーサー)

拡がり続ける心と身体の可能性

・ヨーガ行者 成瀬雅春が贈る新連載!

日常の創意工夫が「達人への道」となる

・矢作智崇 運動系に着目した医療施術の草分け

“身体均整法”とはなにか?

・開門拳社創立20周年記念表演会

・馬氏通備門・郭乃輝老師来日セミナー

・岩下徹×大森浩幸×藤本靖 「ソマティクス・ワークショップ」

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