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真説”戦う日本刀”

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定価
¥1,980 (税込)
著者名
大村紀征
判型
A5判
頁数
248頁
発売日
2019年12月20日
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[目次]

何が日本刀を、ここまで“高性能”にしたのか!?
世界に誇る日本刀の“性能”の秘密!

こんなにも細身で薄く美しい姿で、なぜこんなにもよく斬れ、折れも曲がりもしないのか?
新日本刀、振武刀、満鉄刀、群水刀、斬鉄剣……
鑑賞刀剣だけが刀にあらず!
日本刀の“性能”を巡る、知られざる珠玉のドラマ!

“折れず、曲がらず、よく斬れる”の追究は、何百年も前から今に姿を残す刀の中に、確かに、ある。
構造分析、断面写真等、貴重資料とともに、その秘密に迫る!



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CONTENTS

序説(論考趣旨について)

第1章 日本刀誕生
 一 日本刀の草創期と湾刀の出現
 二 打ち続く戦乱と武芸専門職の萌芽

第2章 名刀の理由
 一 歴史に名を成した実用刀
 二 備前刀と名門「長船」の誕生
 三 末古刀の実力と渡来鉄
 四 古刀の刀身構造と鉄の精錬
 五 大規模商業和鋼の誕生と新々刀

第3章 製鉄の秘密
 一 戦いの中の刀剣
 二 実戦刀の雄、”関”鍛冶と美濃刀
 三 日本刀の大変革

第4章 軍刀の到達点
 一 軍用日本刀の草創期
 二 時代の要請に応える新たな日本刀
 三 軍用日本刀の実力探究
 四 規格化と造兵刀
 五 「新日本刀」とは何か?

第5章 現代刀 ~斬撃性能の飽くなき探究
 一 斬撃性能の実験検証
 二 振武刀 ~寒冷環境に強い刀
 三 満鉄刀 ~鉄道部品製造技術を活かした高品質刀
 四 群水刀 ~群馬水電が起こした〝電気製鋼〟革命
 五 斬鉄剣 ~小林康宏が追究した”斬れ味” 

著者プロフィール

大村紀征 (おおむら ともゆき)
昭和41年(1966)3月、九州産業大学産業経営学科卒。同年4月、商社入社。
日立造船情報システム(株)に移籍。システム開発や営業を歴任。取締役で退社。
著書:『情報検索論』、『CAD/CAM 概論』他。
平成8年(1996)、軍刀の現物調査開始。
平成10年より軍刀の資料的本格調査を開始。その過程で現在流布されている「たたら製鉄と日本刀」の概念に疑問を持ち、日本刀の研究も併せて開始。平成14年12月、「軍刀・日本刀」のホームページ開設。
平成15年、サイト支持者により「軍刀を語る会」が結成され、勉強会を実施。
平成17年2月、日本刀部門の独立サイト開設。
平成20年、「日本近代刀剣研究会」が発足し、顧問。
考古学に基づく製鉄と日本刀の普及啓蒙活動を実施。
現・福岡金属遺物談話会(幹事: 福岡大学考古学研究室)受講。中世の国内鉄市場と日本刀地金のテーマを追求中。現代の美術刀剣界とは一線を画し、従来説に囚われない日本刀の真実を追求している。

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