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“円”の合気 修得のキーワード!

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定価
1,540円 (税込)
著者名
成田新十郎
判型
四六判
頁数
196頁
発売日
2016年3月18日
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[目次]

ぶつからない。止まらない。
“円転”こそが「無敵」。

稀代の達人合気道家が、師の教えを書き留めた「稽古日誌」。自分のためだからこそ、そこには何の虚飾もない、合気修得の極意そのものがつづられていた。この技は、力でも速さでもない。合気道をはじめ各種武道、格闘技を学ぶ者必携! なぜ、あれほどに華麗な投げが決まるのか? その答がここにある!



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第一章 相手と同時に動く ―”対抗力”が不要になる世界
1 間髪をいれず/2 起こりで決まる技/3 起こりをとるということ(形は後の姿)(合気)/4 手取り/5 出会いの合気(起こりをとること)/6 自分の世界 勘の世界/7 想いと行動/8勝負は気の合わせで決する/9 機/10 相手との一致/11 鬼迫/12 流れと一体/13 目(眼)まなこ/14 写す目の稽古/15 間切り
○平井先生の講義より 「写す目『霊眼』」(昭和56年8月11日)

第二章 合理的身体操法の研究 ― 手捌き、足捌き、体捌きの妙
1 指捌き、手捌き、体捌き/2 指先にも技あり/3 柔らかい部分で打つこと/4 拳/5 手首内曲/6 構えの中に勝ちを蔵す 陰をもって陽を制する/7 円乱取り、乱取り/8 体捌きのままの乱取り/9 適切な間によって自在を得る/10 間をとること、自在な動き/11 間について 重心の位置の差(約半歩分間を盗む)/12  間合いをとること/13 十字の構え、間を盗む、先手/14 構えは受けである/15 手技のこと/16 自分独自に動くこと /17 相手を持つということ/18第二の手 虚(浮き)/19 武術の広義解釈 剣術と体術との接触点(体術的先取り)/20 自然に出る芽(トタン、拍子)/21 体術は拍子なり。22 拍子(1)/23 拍子(2)/24 拍子(3)/25 至極の道、極意は足下にあり/26 払うということ/27 不動とは/28 角度の変化が体、剣共に技となる/29 瞬間紙一重の技、内なる神の働き/30 天地天上/31 正面の中への入り方/32 死角/33 側面へ入ること/34 体術における入り身の入り場/35 落しの入り身/36 押し引きの動作/37 自然の流れ/38 そのまま出ること/39 細腕には近くべからず/40 打ちは手刀で行なうこと 気で打つ/41 感伝(勘伝)/42 剣は小指で /43 二人取り/44 技は相手の腰の備えを崩して施せ/45 自分を自らが補うこと/46 後ろ取り/47 引きは二歩まで(退き)/48 刃の下こそ安全/49 常に半身の体勢に戻ること/50 自然に出る技/51 技は大きく/52 偉丈夫は突き抜けよ/53 抵抗のあるときはこれを抜き、抵抗のない所に抵抗を作ること/54 浮き腰/55 入り身の真/56 入り身/57 体の開きと移動/58 角度の変化が体、剣、杖ともに技となる/59 右下への捌き
○平井先生の講義より「体捌きの基準と腰回し、入身のシン」(昭和57年4月20日)

第三章 円・球の身体性 ― 「腰の回り」とぶつからない身体性の獲得
1 円乱取り/2 円乱取り、仕合/3 腰で相手に対応する 腰の回る間合い/4 腕で受けたり押したりしてはならない/5 調和こそ充実最高なり  指の開き/6 気から発する硬と軟の対応/7 春風/8 我が兵法/9 腰の回り(竹内流のいう)/10 相手も自分も円/11 点(中心)に帰納/12 春風のごとく/13 自らが万全の体勢 気を送る/14 円転する身体で当たる /15 あらゆる関節の回転/16 各関節と局部の円い回転/17 合気正眼は前進すれば即攻撃となる/18 円進、腰回しによる前進、後退/19 基本は腰回し/20 実戦と腰回し/21 相手の攻撃をそのまま相手に返す/22 攻撃を流して無力化する/23 自分へ戻す投げ(自己修正)/24 引いて出る、出て引く /25 打ち技/26 引く引かずの打ち(引き入り身)/27 浮沈と虚実と打ち場(第二教習)/28 浮きの突き 出る気を見せぬこと/29 引き足捌き/30 裏打ち(第二の打ち)/31 スピードを回転で捌く/32 喉、水月の突き /33 白刃取り/34 指を開くこと/35 実戦の稽古 立木打ち登山/36 柔らかい/37 円転は一番早い/38 剣道との対応/39 拳突き/40 柔軟性/41 円の帰納性/42 法は技よりも高度/43 合気の構え/44 袋竹刀/45 腰で見る/46 戻る技/47 球に上下、表裏なし
○平井先生の講義より「真理 円転無窮」(昭和58年4月19日)

第四章 ”ぶつからない”ための意念 ― 意念と身体の連関
1 勝負の時の技/2 自我を捨てて球理に従う/3 目は写すものなり/4 目付、瞬きするべからず/5 動的無 思わざる/6 無意識自然な発動(起こり) 無対立円和/7 無心と虚心/8 想いなき打ち 拍子打ち 心武 打てば勝ち目あり/9 無拍子、思わざる/10 後ろの手の充実/11 施そうとした技はかからない
○平井先生の講義より「真の円転となって現れる、意は現れるもの」(昭和58年5月18日)

第五章 合気の境地 ―”怖いものなし”な心
1 合気/2 合気拍子/3 拍子、無拍子/4 柔らかな対応(気発に腰回しで対処)/5 技を修するや神に近からんことを念願する/6 自己修正 万全の体勢/7 球転を信仰とする/8 遊/9 心/10 精神を大切にせよ /11 境地/12 法に則って勤める/13 至極の道/14 創造武/15 腰が回るから物が回る/16 修道の訓え/17 想い/18 武道の原点/19 あらゆることは我一人なす活性兵法とする/20魂の訓(平井先生〈92歳〉最後の稽古にて 平成6年2月23日)
○平井先生の講義より「気発と腰回し(母体動作)気発の妙」(昭和56年7月7日)

著者プロフィール

成田新十郎(なりた しんじゅうろう) プロフィール
1929年生まれ。
1959年、光輪洞合氣道創始者、平井稔師のもとに入門。
1997年、九段位取得。2003年、光輪洞合氣道総師範に就任。
2006年、総師範を辞し光輪会を引退。現在は個人、小グループを対象に指導しながら、自身のさらなる心技の研鑽に努めている。
著書:『円和の合氣道』(BABジャパン)、DVD『円和の合氣道』(同)

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