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★「腸脳力」を超えて 第1回・「生命」と「身体」に出会う旅

連載 身体操作/療術 文・長沼敬憲(ハラでつながる会主宰)

MB-NAG1.jpg2011年に「腸脳力」を刊行して以来、長年取材し、感じてきた「生命」と「身体」の世界についてお話しする機会が増え、僕としては思いがけないくらいたくさんの反響をいただいてきました。

僕は「この道一筋の専門家」ではありません。医師や研究者、あるいは民間で活躍されている様々な異能の人と出会い、そこで得た気づきや理解を発酵させ、言葉や文字に変える。文字通り、「編んで集める」編集=エディターの仕事をしてきた一人です。

実践!腸脳力.jpgその編んで集める過程で見えてきたもの、それは、この世界そのものが一つの生命体であり、すべてがつながり合い、絡み合いながら無数の歴史を形作ってきたという事実です。ヒトの歴史が一つの生命であるならば、その歴史を構成している僕たち一人ひとりは、細胞であり、様々なコロニーを形成しているバクテリア(細菌)のような存在かもしれません。

ただ、こうした生き物と少し違うところは、「わたし」というフィルターを通し世界を見つめる「まなざし」を持っているという点。

ヒトはそのまなざしの質によって、幸福になったり不幸になったりする不思議な生き物です。正しいものが存在するのではなく、自分の選び取ったものを自分で体験し、自分で評価している、そうした主体性を持った、生物のなかではきわめて希有な存在と言えるのです。

だとしたら、私たちの生きる意味や目的は、「自己を知る」なかに集約されているというほかありません。その自己は、「わたし」であると同時に「日本人」であり、「ヒト」であり、「生き物」であるという様々な層が重なり合ったもので、脳はそういう自己のありようが捉えきれず不安になりますが、私たちの身体はそれを当たり前のように感じとっています。

身体と出会い、自己を知るための旅に出てみませんか? いや、すでに私たちはそうした旅をずっと続けてきた存在なのですから、それを思い出し、次の時代に向けて新しい一歩を踏み出しましょう。


僕が主宰する「ハラでつながる会」では、月に1回、身体感覚セミナーを東京都内で開催していますが、第4回にあたる5月25日(日)のセミナーでは、こうした自己を知るためのステップとして、生きることの根幹にある「食べる」ことにスポットを当てたいと考えています。
しめじご飯Photo.JPGDSCF5506.JPG根菜のパエリア・タジン鍋風画像.JPG

生物としての自分、そして日本人としての自分......それらの土台のうえにいまの「わたし」がいる。その事実を知ったうえで、「何を食べたらいいのか」について考えていく。僕はその問いかけを、ヒトの歩んできた悠久の歴史、その一部である日本人の歴史と絡めた「フードジャーニー」というプロジェクトの大事なコンセプトとして位置づけています。

「腸脳力」の先にあるのが「フードジャーニー」、それは生きる=食べるという生き物の原点をふまえた"忘れたものを思い出す旅"にほかなりません。ご縁のある皆さんと、この道を一緒に探求していけたらとても嬉しく思います。(続く)



ハラでつながる会 第4回・身体感覚セミナー「元気とゆとりを取り戻す! 日本人のためのリアル食養術」5月25日(日)開催!!

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