秘伝トピックス

ヨガによって起こる、体の中の"生理現象"とは？
それがわかるとヨガはこんなに効果的になる！

例えば、鼻が詰まっていて呼吸が苦しいとする。楽になるにはどうすればよいか？
そんな時、息を止めてみる。よけい苦しいじゃないかと言うなかれ。息を止めると、体はより酸素を取り込めるよう、鼻腔が広がる反応を見せるのだ。
何かすることによって、体は何らかの"反応"をする。これを生理と呼ぶ。
ヨガも、呼吸をコントロールしたり、ポーズをとったりする事によって、体が何らかの"反応"をする。だから体によかったり、気分がよくなったりする訳だ。こういった観点から、ヨガが体によい効果をもたらすメカニズムをわかりやすく解説したのが本書だ。


ヨガインストラクターならば、ぜひ知っておきたい知識だろう。でも、これまでは、そこを誰でもわかるように解説してくれる本というものがなかなかなかった。医学書の類は、その道の専門家でないとなかなか手を出しづらい。その意味で、待望の書と言えるだろう。


もちろんヨガ実践者にとっても有益な知識だ。これを理解しているのとしないのとでは、効果も違ってくるだろうし、何より、「何をすればいいのか？」を正しく選択できるようになる。
豊富な図や写真を用いて、それほど医学的専門知識をもっていない人でも読み進められるよう、わかりやすく構成している。また、実践例を逐一交えているので、タイトル通り"体感"しながら学んで行く事ができる。
ヨガに関わるすべての方に、ご一読をおススメしたい。

書籍『体感して学ぶ　ヨガの生理学』中村尚人（理学療法士・ヨガインストラクター）著　新倉直樹（東海大学医学部准教授）監修