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【新作DVDレビュー】合気ではない勁の技術。賀川雅好先生のDVD【梁派八卦掌2 ~岱手・化勁編~】が好評発売中です。

中国武術

神秘ではない、物理的な武術の技術が分かる。
内家三拳の一角・八卦掌の勁の使い方と実践法を明快に解説。

th_KGW2Da(863.jpg触れた相手を瞬時に吹き飛ばす発勁と並び、中国武術の特徴的な技法として知られる「化勁」。一般的には日本武術の合気のような「力の吸収・無効化」というイメージあります。

ですが、化勁の最終的な目的は「小さな力で大きな力を出すこと」(日本八卦掌研究会・賀川雅好先生)。つまり化勁とは、ある特定の武術的現象ではなく、武術での「力(勁)の使い方」全般を表す言葉です。

その準備として、まず理解したいのが「掤勁(ほうけい)」という力(状態)。「掤勁とは八卦掌にはない言葉ですが、化勁を行うのに必要な力です」(賀川先生)。具体的には「体を一体化する力」であり「外から加わる力を全身に流して耐えられる体の状態」です。

この掤勁を作れたら、次は相手の力を受け止める「截勁(せつけい)」の段階となります。截勁は掤勁を残しながら、相手に真っ直ぐに向かう力。大事なことは相手に接した後は「相手と自分の力がゼロになる」こと。これら「掤勁→截勁」の過程までが化勁の準備です。

そして、次はいよいよ化勁の第一歩【相手の力に粘りつく技術...沾粘勁(せんねんけい)】です。この段階では、截勁で作ったゼロの状態を維持しつつ「相手の力」を利用して動いていきます。その結果、相手は全身を根こそぎ持っていかれるように崩れ、ひとつの技法が完成することとなります。

まるで日本武術の合気を見ているようですが、沾粘勁は無条件ではなく「相手に力がある」ことが前提。そして截勁からゼロの状態を使って、相手の重心を崩すこと。この時、崩れた重心を維持する力を相手が働かせると、こちらは小さな力でも、相手は大きく崩れていくという仕組みです。

さらに、この沾粘勁に「螺旋の力(螺旋勁)」を加えると、力が倍増する「借勁」という段階になり、これら「掤勁→截勁→沾粘勁→螺旋勁・借勁」が極められると「遊身掌(八卦掌のひとつの到達点)」となります。

以上のように套路や用法の手順説明とは一線を画し、力の意味と使い方を簡潔に解説してくれるDVD【梁派八卦掌2】。八卦掌を学んでみたいという方はもちろん、中国武術の使い方を知りたい、武術ならではの巧みな技術が知りたい、という方に、是非見ていただきたい内容となっています。

梁派八卦掌とは...初代(董海川)の最晩年弟子・梁振蒲(八卦掌第三代伝人)の流れを汲む八卦掌の流派。以正撃斜、借力発勁の特徴を持つ


KGW_2Dh4a.jpgKGW_2Dh4b.jpgKGW_2Dh4c.jpgKGW_2Dh4d.jpg

DVD◎【梁派八卦掌2】巧みで絶大な螺旋の力 ~岱手・化勁編~
指導監修◎賀川雅好 かがわ まさよし
紹介動画◎【梁派八卦掌2】巧みで絶大な螺旋の力 ~岱手・化勁編~
指導動画◎これが化勁(かけい)の第一歩。【相手の力に粘りつく技術(沾粘勁)】の解説。

関連DVD◎爆発力を誇る実戦の拳【梁派八卦掌 八大掌・八母掌編】
関連動画1◎相手を穿つ打撃技【穿掌の訓練法(単躁手)】
関連動画2◎【梁派八卦掌 八大掌・八母掌編】の紹介

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