力では届かぬ壁を超す、唯一の方法。
“やわら”=「相手の力に逆らわず、力でないもので相手を制す」
この術理を純粋に追究した結果、柔道でも柔術でも合気道でもない、新たな武術と理法が誕生した!
目には見えずとも、確かにこの世の現象を司っているものがある。
“剛”なるものに“柔”が負けない理由も、確かにある。
見えない威力“玄”を手に入れた瞬間、人間は決して負けなくなる。
玄【ゲン】とは…
老子が説いた万象の根源
赤みがかった黒
見えずとも確かに存在する理法
こちらの商品は電子書籍も販売しております。
こちらをクリックすると購入可能な電子書店をご紹介します
 
 
第1章  やわらとは?
 1 剛強柔弱
 2 力が足りないのではない 力自体に限界がある
 3 力の徹底的な排除
 4 発明と発見
 5 私の体を動かしたもの
第2章  “玄”の存在 〜見えなくとも確かに存在するもの
 1 ダーク・マター(暗黒物質)と”玄”
 2 物理法則
 3 ”気”とは?
 4 力ではないものが技となった瞬間…
 5 ”玄”の性質
第3章  象(かたど)る
 1 水の変化性
 2 形と”象り”の違い
 3 ”象り”の技法イメージ
 4 象りと”スポーツ”と”舞い”
 5 象る技法と稽古法
 6 柔六法
第4章  反作用
 1 常に発生している”見えざる力”
 2 身体構造的”反作用”
 3 反作用を活用できる身体
 4 身体の使い方
 5 手でなく肘を使う!
第5章  波心
 1 ”力”でなく”共振”
 2 二羽桁
第6章  点・線・面
 1 接点の変化
 2 実際の技法における使い分け
 3 接点を増やす
第7章  足捌き
 1 歩法の大事
 2 二之歩
 3 二之巡
 4 二之進
 5 二之開
第8章  掴みに対する技法
第9章  打撃に対する技法
第10章  “やわら”の普遍性 〜武術の行き着くところ
 1 ”やわら”は原理
 2 ”最強”などない!?
 3 ”円”