- 著者
-
守屋達一郎
- 判型
- 四六判
- 頁数
- 224頁
- 価格
- 1,760 円(税込)
- 発売日
- 2025年1月7日
見て学ぶ!何を、どう見る?
ものの見方に関する、たくさんのヒント!
あらゆる武道、スポーツにも共通して重要視される「見て学ぶ」方法を具体的に伝授!
古武術の時代より、ともすれば“一番大事”とすら言われる「見取り稽古」。
しかし難しいのが、初心者ほど「どこに注目したらいいかわからない」という点。
「力が入っているいないを見極める」
「動いていない所にこそ注目する」
「居合は前腕外側に張りがないか」
「弓構えまでで99.9%決まる」
見取り稽古における着目ポイントがわかる!
上達に直結する“物の見方”をわかりやすく紹介します!
CONTENTS
●第1章 見取りとは?
1 不透明な見取り稽古
2 ミラーニューロンを体験する
3 学習としての見取り稽古
4 伝統的徒弟制から正統的周辺参加へ
5 内弟子という環境
6 動画学習の注意点
7 動画学習の有用性
8 アフォーダンスという導き
9 分節解釈の功罪
10 分節の統合という難題
11 正しく問うための「見取り学」
12 真善美と主体的な稽古
●第2章 体を考える ~統一体のススメ
1 構造体という観点
2 からだを考える
3 皮膚から動く
4 統一体のススメ
●第3章 見取りの方針 ~何をどう見るか?
1 構造体イメージ間に必要な思想転換
2 動きの質を洞察する
3 道場場面での見取り
〈具体的な見取り例〉
Ⅰ 道場の出入口にて
Ⅱ 居合術
Ⅲ 杖術
Ⅳ 手裏剣術
Ⅴ 突き・蹴り・投げ
Ⅵ 体操・エクササイズ・療術
Ⅶ 武術関連書籍から
4 弓道・弓術の観察
5 道具との関係性
●第4章 ヒビカンのススメ ~日常に見取る
1 日々、観察に値するものばかり
2 日常観察のポイント
著者プロフィール
守屋達一郎(もりや たついちろう)
1981年生まれ、埼玉県出身。精神科医師(精神保健指定医、日本精神神経学会認定精神科専門医、日本スポーツ精神医学会認定メンタルヘルス運動指導士、日本医師会認定健康スポーツ医、認知症サポート医)。中学時代は剣道部に所属。15歳から弓道を始め、東京慈恵会医科大学弓道部を経て、卒業後は同部でのコーチ歴あり。大学時代に有志と武道研究グループ「啓進会」を発足し、現主宰。日々診療のかたわら、多彩な感覚を駆使し既存の方法にとらわれない手法にて、居着かない真の弓術を目指している。弓道専門誌『弓道日本』(太陽書房)にて現代弓術関連の記事を12年以上にわたって寄稿中。著書に『弓道と身体』(BABジャパン)、『弓取りの文字力』(太陽書房)など。
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