- 著者
-
井谷利之
- 判型
- 四六判
- 頁数
- 240頁
- 価格
- 1,870 円(税込)
- 発売日
- 2025年5月26日
一太刀で倒す最強の剣術!
凄まじき気合、鋭く防ぎ難い太刀筋、深い覚悟…
最強剣とも目される、幕末日本で最も恐れられた剣術、薬丸自顕流のすべて!
“流派”がこれほどに恐れられた例は後にも先にもなし!
一目見て〝これは強い〟と思わせる剣をして、実は隠されてもいる深い深い極意がわかる!!
有名なトンボの構えや壮絶な気合、「横木打ち」稽古など、その激しさに裏付けられた特異な剣術流派の強さ、魅力を余すことなく紹介!
史上最強剣士の呼び声も高い中村半次郎を輩出した、薬丸自顕流のすべてを一冊に!
CONTENTS
●第1章 薬丸流の歴史
1 概論
2 奥田真夫説
●第2章 薬丸家の歴史
1 薬丸兼陳以前
2 薬丸兼陳から薬丸兼富まで
3 薬丸兼武
4 薬丸兼義から薬丸兼教まで
●第3章 歴史に登場する薬丸流
1 桜田門外の変
2 寺田屋事件
3 生麦事件
●第4章 示現流
1 示現流の沿革
2 示現流の特徴
3 示現流の剣技
4 意地について
●第5章 稽古場・用具一式
1 稽古場
2 立木
3 打棒と削り木刀
4 長木刀
5 紙縒鐔
●第6章 基本原理
1 左肱切断
2 横指横切
3 踏み込み
●第7章 素振り
1 概論
2 土台の留意点
3 上体の留意点(薬丸トンボにとること)
4 太刀筋について
●第8章 横木打ち(続け打ちとも)
1 概論
2 気合い
3 靴使用の是非
4 心の教え
5 余話として
●第9章 懸り打ち(掛り打ちと書く場合もある)
1 概論
2 懸り打ちのやり方
●第10章 薬丸流の実技(型稽古)
1 型稽古の要訣
2 早捨
3 抜き
4 打ち廻し
5 長木刀
6 鑓留め
7 小太刀(鑓留め)
●第11章 井谷が理解する薬丸流の精神
1 立木打ちに求めるもの
2 意地論
3 毎日の認識のつくり変え
●第12章 余滴
1 薩摩拵えについて
2 教範について
3 解題 三州遺芳稽古者図
著者プロフィール
井谷利之(いたに としゆき)
昭和35年(1960年)兵庫県生まれ。高校・大学時代に、北派少林拳を中心に各種拳法を修業する。平成2年より鹿児島の伊藤政夫氏に師事し、直系の薬丸流を学び、以後当流に専念する。現在は、滋賀県の高校にて社会科の教鞭を取りつつ、薬丸流弘流に腐心している。
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