2016年4月14日(木)に発売される「月刊秘伝」2016年5月号。
巻頭特集は日本発の運動文化として、今や世界の共通語の一つとなっている「柔術(Jiu-jutsu)」にスポットを当てました。
日本で育まれた古流柔術から生まれた「柔道」は、今や世界へ拡がる「スポーツ」として自他ともに認める存在となっています。この柔道を軸として数多の古流柔術の中でもその「源流」の一つとして知られる竹内流捕手腰廻を「柔術の父」と位置づけ、柔道を通じながらも、柔術の本質を受け継いで世界を席巻した「Jiu-jutsuという孫」を代表するグレイシー柔術の真の姿を紹介すると共に、講道館柔道創始者・嘉納治五郎が学び、柔道誕生の元となった起倒流を「柔道の母」として、その謎に迫る考察を試みました。
戦国末期に創流され、刀槍での戦いが当たり前の世にあって、腰の小刀を駆使しつつ相手を取り押さえることに賭けた竹内流。そこで培われた根幹の哲理とは!?
今や柔道に次いで、世界へ拡がった「柔術」と呼ばれる格闘競技「ブラジリアン柔術」。その源流であるグレイシー柔術は現在なお、その「護身術」とする本質を失うことなく、さらなる発展を遂げている。現代社会で有効性を発揮する、その技術とは!?
柔道が世界へ拡がった根本に、乱取り中心の教授法、および格闘技としての競い合いの確立がある。その根幹を生み出す元となったのは、起倒流が持つ時代に先駆けた変革と理論的整備があった。そこに埋もれた謎とは!?
「柔術=Jiu-jutsu」という未曾有の運動文化、その"今"を訪ねました。
また注目記事では、没後18年、今なおその前人未踏の足跡で憧憬を集める正伝大東流合気武術宗範、佐川幸義翁を顕彰した顕彰碑建立の大スクープ。その立役者であり、大東流合気佐門会理事長の木村達雄師範へのインタビューほか、極真会館・松井章圭館長、作家津本陽氏らのコメントなどと共に、貴重な秘蔵資料なども大公開されています。
この他、ヨーガ行者の王・成瀬雅春の好評シリーズ対談では、グラップリング世界王者にしてプロレスラーのタカ・クノウ氏が登場。また新連載は本年1月号特集「機能的身体の獲得」に御登場いただいた岩沢陽介氏が綴る「ファンクショナル・ボディになる!」がスタート。
そのほか、企画記事、好評連載などが多数の「月刊秘伝」5月号をお見逃しなく!月刊秘伝2016年5月号は4月14日(木)発売です。全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでお求め下さい。