月刊秘伝5月号が、4月14日(金)に発売されます。
今回の巻頭企画としては、3月に待望の開館となった「沖縄空手会館」のオープンセレモニーを現地取材。現在のWKF(世界空手連盟)の前身であるWUKO(世界空手道連合)の第6回世界選手権男子型の部王者である小山正辰先生に、その熱い息吹をレポートいただいた。
巻頭特集のテーマは「道場入門」。新たな環境で一歩を踏み出すこの季節、新しいチャレンジを開始するには絶好の機会ともなるだろう。そんな「春だ
から!」、今回は本誌「月刊秘伝」の公式ホームページ「WEB秘伝」において本邦最大級を誇る「武道・武術 全国道場ガイド」との初のコラボ企画を敢行。関
東圏以外の全国各地の道場の中から、編集部が気になったいくつかをピックアッ
プ。その特色などを豊富な写真などと共に、改めてアピールしていただいた。
また、第2部では本誌好評連載中の八光流豊和会の広沢成山師やシリーズ「躰術巡りある記」などで登場される中国武術の伊与久大吾師などにお集まりいただき、「武道・武術に興味があっても、今一歩を踏み出すことを躊躇している」"道場入門予備軍"の人々へのアドバイスを語り合って頂いた。また、第3部では現在"達人"として認知される伝説的な武術家たちも、誰もが皆、最初は一人の「入門者」であった!ということで、植芝盛平、塩田剛三、澤井健一といった"達人"たちの入門エピソードを振り返ると共に、現代の武術師範たちにもお話をお訊きするため、太気拳気功会の島田道男師範、刀禅の小用茂夫師範らに、自らの経験や当時の心情を語っていただいた。
特集以外では、まず注目記事として、居合・試斬における数々のギネス記録などを保持することで知られる修心流居合術兵法の町井勲師範が登場! 今回は、中国・北京で行われた、修心流居合術兵法北京支部における直伝講習会の模様を、町井師範自らレポートいただいた。
また、空手道四大流派の一つとして知られる「糸東流」の第二代宗家、摩文仁賢榮宗家の姿を、その最後の直弟子でもある横山雅彦師範が綴る評伝「空手の道を歩むが楽し」。長年、大阪にあって、琉球伝統の古伝空手の真髄を伝え続けた摩文仁宗家の知られざる一面。漫画家・井上雄彦氏への指導のエピソードなど、敬慕に満ちた直弟子ならではの視点の中に、冷静な分析によるその存在の意義が淡々と語られている。
また、映画「ザ・レイド2」にも出演、インドネシアの古武術「プンチャック・シラット」の研鑽40年に及ぶチェチェップ・アリフ・ラフマン師範の来日セミナーを取材。ヨガを思わせる独特の動きから繰り出される打撃中心の接近技法の数々。様々な門派の技法を一身に身につけている師範の妙技にただただ驚かされる。
そのほか、古流武術の精華として最強・最適な武器術である「薙刀術」について、珍しい静流自在剣(薙刀)を伝える春風館、赤羽根龍夫師範の考察、現代剣道の場で「二刀」技法を研鑽する二天一流武蔵会の中村重則天信師範が語る師・荒関二刀斎師範の思い出、システマ・シアトルの実力者クオン・リー師が伝える「システマ"路上"のリアル!!」、久々の登場となる無住心会・近藤孝洋師範の「霊体から生じる威力の探求」......etc. 注目記事が目白押し。
また、今号から新連載がスタートするのが、高岡英夫師の「総合呼吸法」解説。古今東西の"呼吸法"を分析した上で高岡師が編み出した総合呼吸法の膨大な体系から、その一端が丁寧に紐解かれていく注目新連載。
好評連載の広沢成山「入門!"脱力体"獲得マニュアル」、川口賢「ウーシュウ・ボディ・メイキング」、岩沢陽介「ファンクショナル・ボディになる!」や、今回最終回となる福井雅一「"達人技"への手引き」、シリーズ連載「What is CATCH AS CATCH CAN?」(那差涼介)も掲載する「月刊秘伝」2017年5月号。 どうぞ、お見逃し無く! 全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでお求め下さい。