緊急事態宣言中、自宅での一人稽古に精を傾け、その効果を実感した方々も多いと思う。
本特集では、この機に見直された「自主鍛錬」の方法をさらにバージョンアップさせるべく、基本の見直し、達人の鍛錬法、自宅の一室で行える稽古法の工夫、オンラインクラスの実際まで、先人たちの歩みと工夫について紹介していきたい。
師範たちから与えられる課題の数々、それは武術の底力を練るのに欠かさざるべきものであり、道場での「相対稽古」を活かす布石となる。
強くなるための師範たちの“自宅稽古”を、ここに開陳!
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特集本編を紹介する前に、「自宅稽古」とは、いかなる学びの場と方法であるべきか、今一度確認しておきたい。
ともすれば〝我流〟の罠にハマリがちな一人稽古、とはいえ、自主鍛錬なくして武術の上達はありえない!?
奥深きこと限りない古武術の世界。現代を代表する達人の一角、黒田鉄山師は剣術の基本を「廻剣素振り」、柔術の基本を「その場受身」とし、これらの正しい一人稽古の積み重ねが、型から導き出された理論的身体を磨き上げるために必要不可欠と説く。第一章では、達人が薦める古武術式一人稽古を紹介しよう!
文◎黒田鉄山
自主鍛錬・一人稽古という面において、95年という生涯を終えるまでその鍛錬を欠かすことがなかったことで知られる大東流合気武術の達人・佐川幸義宗範。
その薫陶のもと、一時は「代師範」を許されながら、近年、新たに「宗心館」として本格的に指導の場へ戻られるまで、一人黙々と合気探求の芽を育み続けた小原良雄師範。そんな師弟が体現し、後進へ伝える「一人稽古」の姿とは!?
巨人・肥田春充をして「絶対共鳴の友」と言わしめた経絡理論の先駆者・平田内蔵吉。この知られざる天才療術家が、
戦前の時代にまとめ上げた革命的〝体操法〟について、療術家の寄金丈嗣師に紹介いただこう!
文◎六然社・寄金丈嗣
沖縄剛柔流空手本来の稽古体系を伝える「尚禮舘」。
本章では、その豊富な指導体系の中から、型と組手を上達させる「補助運動(準備運動・器具鍛錬・整理体操)」について、平川樹高師範に紹介いただいた!
埼玉県長瀞の地にセルフビルドで建てた自宅で暮らす、〝武道大好き〟フリーカメラマンの阪口克氏。地元の空手道場に入門したことで再燃した武道への憧憬そのままに、伝統の「巻藁」自作鍛錬に挑戦!
DIYはお手の物の阪口氏だが、その顛末はいかに!?
また、全日本空手道連盟和道会長瀞支部長・大沢貴之師範による巻藁の突き方解説&突き方三段階特別練習メニューも紹介!
長年にわたって数多の単練を生み出してきた中国武術。
それらは実は最先端テクノジーとも相性が良いのだ。
本章では、いち早く「オンライン練功会」を導入した日本少林拳同盟会・川口賢老師に会の実際の様子や、参加者たちの声、練功メニューなどを紹介いただいた。
取材先◎日本少林拳同盟会・川口賢
本特集の締めくくりとして、緊急事態宣言中も武術にできることを模索し続けたシステマ東京の取り組みを北川貴英師に紹介いただいた。
海外武術を学ぶ者にとっての「距離」という障害をリアルタイムに超えられる時代、必要なのは〝枠から踏み出せる〟心技体だ!
文◎システマ東京・北川貴英
不世出のカンフースターとして、世界中を熱狂の渦に巻き込んだブルース・リー。
そして猛龍生誕80周年を記念する、「ブルース・リー 4Kリマスター復活祭」で蘇った数々の代表作と並ぶ、もう一つの格闘遺産が「ジークンドー」だ。その伝承者である松岡ユタカ氏が、知られざる実戦秘話から武術家としてのブルース・リーを紐解く!
写真協力◎(株)ツイン
全国42館にて上映中!
金山孝之師範が技を出すとき、その動きは流れるように滞りがなく、見る者に美しさを感じさせる。単純な物理的な速さに留まらず、“武術的な速さ”がそこにはある。
相手にとって捉えどころのない動きを生み出すよう練り上げられた身体が繰り出す剣術、杖術、体術の技の数々。
その技の中から幾つかを解説し、“美しさ”の実相に迫る!
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