中国武術に伝わる数々の身体鍛錬法。
それは筋力鍛錬を中心とした西洋的トレーニング法とは全く異なる、東洋ならではの真に実用的なカラダを獲得するための叡智の結晶である。
四千年という悠久の時の中で磨かれ育まれてきた、“強く、美しく、衰えない”カンフーボディの創り方を徹底紹介!
書店では、今月号だけでなく秘伝誌のバックナンバーを始め弊社の書籍、DVDもお取り扱いお取り寄せが可能です。是非書店でお手にとってご覧ください。
中国武術には、「内功」と「外功」という特徴的な概念が存在し、身体の「内」と「外」を同時に鍛えることで、鍛練と養生の一体化を成している。
それは筋力重視の西洋式トレーニングとは異なり、長い年月をかけて「功」を「練」り上げ、年を重ねる度に身体の質を高めていくというものだ。
特集序章では、この東洋的思想に基づいた独自の鍛練哲学を紹介しよう!
中国武術における“一撃必殺”のロマンと共に、長年神秘のヴェールに覆われてきた 「鉄砂掌」。
この特異なる練功法の実際とは、果たしていかなるものなのか?
特集第一章では、沖縄の実戦中国武術家として名高い宮平保師に、鉄砂掌の本質と、その練功法のやり方までを詳細に示していただいた。
それは決して神秘ではなく、極めて合理的かつ実戦的な、中国武術ならではの打撃訓練法であった。
中国武術が要求する健康体とは、陰陽のバランスが整い、気血の流れに滞りがない身体のことをいう。
そういった身体を作り上げるために必要不可欠なのが、内功法である。
身体を内側から整え強くする、この鍛錬法について、内家拳、南拳など様々な武術を研鑽するとともに、気功整体院を営み多くの人の身体を診てきた劉湘穂老師に詳しく解説してもらった。
門派を問わず、中国武術全般で広く行われている基本功「圧腿」。
一見、普通の柔軟体操のようだが、そこには東洋の身体観に基づく深い意味がある。
特集第三章では、(公社)日本武術太極拳連盟の選手強化委員会 委員長である孔祥東老師と女子強化指定選手たちに、全身の「筋」と「経絡」を伸ばすことで柔らかく機能的な身体を手に入れる、カンフーストレッチを解説&実演いただいた!
かつて、菩提達摩が嵩山少林寺の僧侶たちに伝えたとされる「易筋経」。
本特集のトリを飾る第四章では、この中国武術の原点とも言える驚異の練功法を、総合武道研究会玄武館・岡部武央師が実演紹介!
ウェイトトレーニングのように筋肉を肥大化させるのではなく、呼吸と共に筋や腱を強化することで、身体の質そのものを変換させる。
それはまさに永き伝統に培われた、古のカンフーボディ獲得法である。
「最も優れた肉体を持つカンフーの使い手は誰か?」
この問いに対し、多くの人々が真っ先に挙げるのは、おそらくブルース・リーであろう。
特集コラムでは、テッド・ウォン師父よりジークンドーの正伝を継いだ松岡ユタカ氏が、ブルース・リーの肉体鍛練法と、そこに秘められた驚異の武術性を明らかにする!
専門性の高い品揃えで、マニアたちの要望に応え、知的欲求を刺激してきた書店「書泉グランデ」。
武道・格闘技コーナーも、その中心を担ってきた一つである。今月の「秘伝なヒト」は、長年、書泉グランデの武道・格闘技コーナーの棚を担当し、今年1月に店長に就任した石田高康氏。
“趣味人専用書店”として、こだわりのあるお客たちを満足させるために試行錯誤してきた奮闘の歳月を語ってもらった。
かつて幕末三大道場の一角として隆盛を極め、〝技の千葉〟と称えられた千葉周作の北辰一刀流玄武館。
かの坂本龍馬も学んだ、この名門中の名門と呼ぶべき古流剣術を現代に継承するのが、玄武館六代目館長 小西真円一之宗家だ。
幕末に名を馳せた「合理の剣」──その「今」と「これから」に迫る!
阿久澤稔代表によって創始された阿吽会では、独自の探究からなる身体のフレーム作りと、その内部から発動される独特な威力を誇る特異なメソッドをもって早20年に及ぶ活動を続けている。
そんな阿吽会メソッドが提唱する流派・スタイルを超えた〝術の理合〟を改めてお訊きした。
書店では、今月号だけでなく秘伝誌のバックナンバーを始め弊社の書籍、DVDもお取り扱いお取り寄せが可能です。是非書店でお手にとってご覧ください。