KUNG-FU BODY
中国四千年の歴史が育んだ“筋肉を超えたカラダ”獲得法
月刊秘伝2023年8月号
好評発売中!

中国武術に伝わる数々の身体鍛錬法。
それは筋力鍛錬を中心とした西洋的トレーニング法とは全く異なる、東洋ならではの真に実用的なカラダを獲得するための叡智の結晶である。
四千年という悠久の時の中で磨かれ育まれてきた、“強く、美しく、衰えない”カンフーボディの創り方を徹底紹介!

発売日:2023年7月14日
定価:1,000円(税込)

月刊秘伝2023年8月号 
好評発売中!

書店では、今月号だけでなく秘伝誌のバックナンバーを始め弊社の書籍、DVDもお取り扱いお取り寄せが可能です。是非書店でお手にとってご覧ください。

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特集序章 中国武術 練功法総論

身体の「内」と「外」を
同時に鍛える!

中国武術には、「内功」と「外功」という特徴的な概念が存在し、身体の「内」と「外」を同時に鍛えることで、鍛練と養生の一体化を成している。
それは筋力重視の西洋式トレーニングとは異なり、長い年月をかけて「功」を「練」り上げ、年を重ねる度に身体の質を高めていくというものだ。
特集序章では、この東洋的思想に基づいた独自の鍛練哲学を紹介しよう!

特集第一章 鉄砂掌

超合理的かつ実戦的な
中国武術式打撃訓練法
宮平 保(天行健中国武術館)

中国武術における“一撃必殺”のロマンと共に、長年神秘のヴェールに覆われてきた 「鉄砂掌」。
この特異なる練功法の実際とは、果たしていかなるものなのか?
特集第一章では、沖縄の実戦中国武術家として名高い宮平保師に、鉄砂掌の本質と、その練功法のやり方までを詳細に示していただいた。
それは決して神秘ではなく、極めて合理的かつ実戦的な、中国武術ならではの打撃訓練法であった。

宮平 保 Miyahira Tamotsu
1964年沖縄生まれ。10歳より沖縄伝統空手を学ぶ。20歳で中国湖北省・武漢体育学院に5年間武術留学し、温敬銘教授、劉玉華教授より実技と理論の指導を受け、外国人としては初となる中国の体育学院武術専攻(在籍は研究生部)を卒業した公認指導者となる。また第11回アジアオリンピック科学大会に日本代表の一人として出席し、論文《中国武術和日本武道的淵源》を発表。帰国後、空手の本場・沖縄の地を中心に中国武術を指導。 空手関係者、県内外、海外の武道、格闘技関係者(居合、フルコンタクトカラテetc.)との交流も多い。代表作DVD『究める! これが武術だ(全二巻)』、 『戦う! 中国武術』(BABジャパン)。

特集第二章 内功法

身体の内側を
整え強化する鍛錬法
劉湘穂(中国伝統武功協会)

中国武術が要求する健康体とは、陰陽のバランスが整い、気血の流れに滞りがない身体のことをいう。
そういった身体を作り上げるために必要不可欠なのが、内功法である。
身体を内側から整え強くする、この鍛錬法について、内家拳、南拳など様々な武術を研鑽するとともに、気功整体院を営み多くの人の身体を診てきた劉湘穂老師に詳しく解説してもらった。

劉湘穂 Ryu Syouho
1959年中国広東省広州市出身。幼少より祖父の劉星健より洪家拳、先天功など家伝の武術を学ぶ。後に多くの老名拳師に師事し、内家拳、南拳、北少林拳等多くの武術の研鑽に励み、広東省、広州市の多くの大会で優勝経験を持つ。 広州市武術協会理事、広州市武術館教練を経て現在は中国伝統武功協会会長として、中国伝統武術の普及及び後進の育成に努める。

特集第三章 圧腿

東洋的柔軟性を養う
カンフーストレッチ
孔祥東 平田優花 寺岡瑠里 庄司理瀬 磯野水響 齋藤志保
(日本武術太極拳連盟)

門派を問わず、中国武術全般で広く行われている基本功「圧腿」。
一見、普通の柔軟体操のようだが、そこには東洋の身体観に基づく深い意味がある。
特集第三章では、(公社)日本武術太極拳連盟の選手強化委員会 委員長である孔祥東老師と女子強化指定選手たちに、全身の「筋」と「経絡」を伸ばすことで柔らかく機能的な身体を手に入れる、カンフーストレッチを解説&実演いただいた!

孔祥東 Kong XiangDong
1972年生まれ、北京出身。元武術世界チャンピオン。北京武術隊の主力選手として、各国に武術を広めることに貢献。中国武術7段。中華人民共和国 国際級運動健将(運動選手の最高級称号)を授与。(公財)日本オリンピック委員会 選手強化本部 委員 。(公社)日本武術太極拳連盟 特別招請コーチ・選手強化委員会 委員長。文部科学省スポーツ功労者顕彰受章。

特集第四章 易筋経

菩提達摩が伝えた
古代の身体改造法
岡部武央(総合武道研究会 玄武館)

かつて、菩提達摩が嵩山少林寺の僧侶たちに伝えたとされる「易筋経」。
本特集のトリを飾る第四章では、この中国武術の原点とも言える驚異の練功法を、総合武道研究会玄武館・岡部武央師が実演紹介!
ウェイトトレーニングのように筋肉を肥大化させるのではなく、呼吸と共に筋や腱を強化することで、身体の質そのものを変換させる。
それはまさに永き伝統に培われた、古のカンフーボディ獲得法である。

岡部武央 Okabe Takehisa
1972年生まれ、静岡県出身。井上元勝師範の唯心会にて空手道、琉球古武術を学び、1990年より躾道館 小林直樹首席師範に師事し、易筋経、嫡流真伝中国正派拳法、太気至誠拳法、九十九式太極拳を学ぶ。1998年、第一回世界散打搏擊選手権において64キロ級チャンピオンとなる。 2011年より深井信悟師範に禅密功、回族心意六合拳、山西派宋氏形意拳を中心に楊家太極拳の要訣を学ぶ。現在、千葉県柏市を中心に東京都内でも太極拳の指導を行っている。NHK番組『明鏡止水~武のKAMIWAZA~』にも出演。九十九式太極拳の会・代表師範。総合武道研究会 玄武館会長。躾道館師範。合気柔術逆手道師範。代表作として書籍『武術で勝つ瞑想法』、DVD『内なる力で戦う 九十九式太極拳の実戦用法』(BABジャパン)がある。

特集コラム ブルース・リーのボディメイキング

武術の為の
肉体を手にいれる!
松岡ユタカ(タイニードラゴン)

「最も優れた肉体を持つカンフーの使い手は誰か?」
この問いに対し、多くの人々が真っ先に挙げるのは、おそらくブルース・リーであろう。
特集コラムでは、テッド・ウォン師父よりジークンドーの正伝を継いだ松岡ユタカ氏が、ブルース・リーの肉体鍛練法と、そこに秘められた驚異の武術性を明らかにする!

松岡ユタカ Matsuoka Yutaka
截拳道練習館タイニードラゴン代表。1980年、伝説の品川ダービーマンション屋上ジークンドースクール(荒木之博氏主宰)でジークンドーを初体験し、レギュラーメンバーとなる。 その後、具体的なブルース・リーの方法論を模索する中で、テッド・ウォン師父の技術と人格に感銘を受けて師事。 以後、毎年アメリカに長期滞在して数多くのプライベートレッスンを受ける。また米国内のセミナーにも同行参加し、 日本セミナーの開催にも尽力。 2000年10月、テッド師父よりジークンドーインストラクターとして認定される。 その後も毎年渡米し、スパーリングを中心としたレッスンを受け、メンター(指導者)としてのバックアップを得る。テッド・ウォン・ジークンドーのコア・インストラクターメンバーに、唯一、日本人として登録されている。代表作にDVD『截拳道 ストレートリード』(BABジャパン)がある。

【巻頭】書泉グランデ 店長 石田高康
“趣味人専用書店”のおもしろさ
愛好家たちの求めに応じる棚作りを目指して

専門性の高い品揃えで、マニアたちの要望に応え、知的欲求を刺激してきた書店「書泉グランデ」。
武道・格闘技コーナーも、その中心を担ってきた一つである。今月の「秘伝なヒト」は、長年、書泉グランデの武道・格闘技コーナーの棚を担当し、今年1月に店長に就任した石田高康氏。
“趣味人専用書店”として、こだわりのあるお客たちを満足させるために試行錯誤してきた奮闘の歳月を語ってもらった。

【特別企画】北辰一刀流 六世宗家 小西真円一之
“技の千葉”千葉周作が興し、“幕末の麒麟児”坂本龍馬を輩出した名門
受け継がれる「合理の剣」

かつて幕末三大道場の一角として隆盛を極め、〝技の千葉〟と称えられた千葉周作の北辰一刀流玄武館。
かの坂本龍馬も学んだ、この名門中の名門と呼ぶべき古流剣術を現代に継承するのが、玄武館六代目館長 小西真円一之宗家だ。
幕末に名を馳せた「合理の剣」──その「今」と「これから」に迫る!

【特別企画】内動武術阿吽会 阿久澤稔
身体の「器作り」と「力を溜める技術」
外形と内動の調和!“動けば技となる”武術体

阿久澤稔代表によって創始された阿吽会では、独自の探究からなる身体のフレーム作りと、その内部から発動される独特な威力を誇る特異なメソッドをもって早20年に及ぶ活動を続けている。
そんな阿吽会メソッドが提唱する流派・スタイルを超えた〝術の理合〟を改めてお訊きした。

月刊秘伝2023年8月号 
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