かつて日本人が当たり前に用いていた超効率的なカラダの使い方。
しかし、西洋体育の“常識”に染まりきった今の私たちにとって、それはもはや失われて久しい過去の身体文化遺産だろう。
この古武術に眠る「和のロストテクノロジー」ともいうべき驚異の身体操作術を発掘し、 現代に活用するための方法論を、「立つ」「歩く」「身体をつかう」「チカラと感覚を養う」という四つのファクターから徹底探求する!
書店では、今月号だけでなく秘伝誌のバックナンバーを始め弊社の書籍、DVDもお取り扱いお取り寄せが可能です。是非書店でお手にとってご覧ください。
人間にとって、間違いなく最も根本的な姿勢と呼べる「二本足で立つ」ということ。 それはかの剣豪・宮本武蔵が、修行の一大テーマとして生涯探求し続けた最重要事項でもあった。
特集第一章では、春風館道場関東支部長の赤羽根龍夫師範の筆により、 美しく、そしてバランスの取れた真直ぐな立ち姿を獲得する古武術「仙骨操法」を紹介しよう!
日本古来の歩き方とされるナンバ歩き。
それは西洋的身体論に基づいた現代ウォーキングとは全く異なる、日本伝統文化が生んだ超効率的歩法だ。
特集第二章では、ナンバ術協会特別師範にして書道十段、合氣道八段を持つウィリアム・リード師が、長年にわたる文武探求の果てに独自に確立させた、古武術由来のサムライウォーク「W・リード式ナンバ歩き」を紹介しよう!
古武術は元来戦場で育まれたもの故、その本領は武器術にある。
中でも杖と剣は、とりわけ身体の動きと深く繋がる術理を持つ。
特集第三章では、遊武会を主宰する石田泰史師が杖と剣(居合)でカラダを自在に遣う「武術操身法」を示す!
古今東西問わず、人は「遊び」を通して心身の発達を遂げると言われる。
では「遊び」の中に古武術の知恵を織り交ぜたら、どうだろう。
現代人の身体を育む新たな“体育”への取り組みとなるのではないか。
特集第四章では「古武術介護」提唱者・岡田慎一郎氏に、「古武術あそび」の数々を紹介いただこう。
接触を通した豊かな学びの時代が、再び、もうすぐそこにある!
古武術に由来するナンバの身体操作は、運動全般のみならず、楽器演奏の技術にも応用可能だ。
名門音大・桐朋学園大学元教授にしてナンバ術協会最高師範、矢野龍彦師のナンバ演奏術は「姿勢と動き」で音を変える!
撮影モデル◎長谷川弥生
かつて、驚異的な走力で西洋人を驚愕させた江戸飛脚。
その走法を長年にわたって研究してきた田村雄次氏に、「飛脚走り」の魅力と実践についてご寄稿いただいた!
「西洋殺陣」とは、その扱う武器はブロードソード・レイピア・ダガーなど多岐にわたり、またその歴史や文化も中世から近世まで、さらに様々な国や地域までを網羅する、〝膨大な世界史〟に基底を置くものである。
今回登場いただく新美智士師は、日本人としての誇りを胸に、実際のヨーロッパ式伝統武器術から最新のデュエリング・アーツまでを学び探求する、国内では稀有な西洋殺陣師として活躍している。そんな新美師を、日本の殺陣にも造詣が深い作家・脇坂昌宏氏が直撃した!
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