雑誌や書籍、動画などで容易に武術の情報を得られる現在とは全く異なり、ほとんどの古流武術や中国武術の実像が深い謎に包まれていた時代に、数々の武術関連の著作を世に送り出し、昭和の武術界の礎を築いたパイオニアがいた。
その名は佐藤金兵衛(武号:柔心齋)。植芝盛平翁、山本角義翁、王樹金老師をはじめとする日中の伝説的達人たちの薫陶を受けた、類稀なる武縁を持つ存在である。
本特集では、この偉大なる先駆者の歩んだ生涯と遺した功績、そして追い求め続けた「柔(古流柔術)」と 「拳(中国拳法)」と「道(日本兵法大和道)」に迫る!
書店では、今月号だけでなく秘伝誌のバックナンバーを始め弊社の書籍、DVDもお取り扱いお取り寄せが可能です。是非書店でお手にとってご覧ください。
特集第1章では、日本の伝統武術から、まだ誰も知らなかった中国武術の世界まで、綺羅星の如く様々な達人・名人に師事し、これを吸収・昇華していった「佐藤金兵衛」という存在について、その未曾有の足跡を改めて振り返ってみたい。
数多くの古流柔術流派を修めた日本古武道の大家として知られる佐藤金兵衛翁は、それぞれの技法に共通する理合の重要性を説いた。
特集二章では、金兵衛翁が伝え残した代表的流派の柔術技法の一端と、極意に至る教え“一技万用”を生み出す、柔の共通原理を探る!
全日本中国拳法連盟
日本兵法大和道
倉谷是好 Kuratani Zekou
高平洋一 Takahira Youichi
鮫島大 Samezima Dai
日本における中国武術の黎明期より本格的に道場を構え、名立たる老師たちから学んだ技法を教授してきた佐藤金兵衛翁。
本特集第三章では、内家三拳と空手の源流たる少林金鷹拳を主軸に、金兵衛翁が成した日本武術の感性による“中国武術の日本語訳”に迫る!
佐藤金兵衛翁が自身の修行した日本の古流柔術各派と、内家三拳を主とする中国拳法の術理を融合させて確立したのが「大和道」だ。
本特集第四章では、日中伝統武術の精華であり、金兵衛翁の生涯の集大成ともいうべき、この驚異の武道システムの一端を紹介しよう!
全日本中国拳法連盟
日本兵法大和道
倉谷是好 Kuratani Zekou
高平洋一 Takahira Youichi
鮫島大 Samezima Dai
日中伝統武術界の魁・佐藤金兵衛翁の遺した教えは武道のみならず現代に生きる全ての人々に益するものだ。
本特集のトリを飾る第五章では、金兵衛翁の御息女であり、二代目を継承した佐藤柔心齋師範に、父にして師である金兵衛翁の知られざる素顔を語っていただいた!
頻発する災害や疫病、凋落する産業や国民から不信感を抱かれる政治情勢、 不確定要素の多い現代社会で 武道は時代に掉さす指針となり得るのか?
第49代東京都議会議長にして極真空手家でもある石川良一都議と、大道塾ビジネスマンクラス師範の“闘う経済学者”松原隆一郎教授が「武士道」をテーマに現代に活きる武道の在り方を語り合う!
ブルース・リーが最晩年にたどり着いた究極のスタイル。 それがファイナルステージとも呼ばれる、ジークンドーの最終形態だ。
その伝承者たるテッド・ウォン師父の遺志と技を受け継ぐ松岡ユタカ氏が、 ジークンドーの核心技法である「リードストレート」に秘められた、 超合理的にして科学的な驚異のストライクメカニクスを解き明かす!
合気道神武錬成塾の白川竜次師範は、美しくダイナミックな技で、 国内外を問わず、合気道家からはもちろん、合気道以外の武道家からも注目を集めている。
では、どのような稽古によって、そして、どういったポイントを意識することによって、 そのような技が可能になるのか?
合気道技を磨き続けてきた師範が、上達のための要諦を説く!
本誌好評連載「津軽の剣」で紹介している卜傳流剣術を中心に、小山隆秀師範がその実技解説や歴史・裏話等について、本連載をテキストとして、無料オンライン講習会(※有料での参加も受付中)を開催。
第1回では「卜傳流剣術 大太刀 表二本目「陰」」を中心にご紹介。
当日は座学講習から実技解説、一人鍛錬法の紹介、また質疑応答コーナーもあります!!
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