“自力本願”武道家が「修行」の先に達する境地とは!? 月刊秘伝2026年11月号
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古来、武道家たちは、行に取り組むことで心身を練磨してきた。山に籠もり、滝に打たれ、火に焼かれ、精神と肉体の限界を越えようとする。これらは一歩間違えば死に直結する危険極まりない行為でもある。
いったいなぜそんなことをするのか? むろん、何事にも動じない確固たる己を作り上げるためである。
本特集では、現代に残るさまざまな行に焦点を当て、その実際を深掘りする。真の強さとは何か。どうすれば強さを手に入れられるのか。その答えの一端がここにある。
武道家たちの超克体験に刮目せよ!

発売日:2026年10月14日
定価:1,200円(税込)

月刊秘伝2026年11月号 
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書店では、今月号だけでなく秘伝誌のバックナンバーを始め弊社の書籍、DVDもお取り扱いお取り寄せが可能です。是非書店でお手にとってご覧ください。

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特集第1章 行について

無知と無能の覚知からすべてが始まる
内田 樹(思想家・合気道凱風館館長)

今号の特集では「行」について深掘りするが、そもそも行とはいったい何であり、定義はどうなっているのか、武道・武術とどんな関係があるのだろうか。議論を深める前に、まずはそれがどういった性質の概念なのかをはっきりさせておきたい。
そこで第一章では、我が国を代表する「知の巨人」の知性をお借りする。
本章では、合気道家として長年にわたり多田宏師範(合気会本部道場師範、合気道九段)の薫陶を受け、現在は凱風館を主宰、思想家として、フランス文学者として、作家として、あるいは教育者として、これまでに比類なき実績を残されてきた内田樹師範に、行とは何であるのか、その本質についてご寄稿いただいた。

特集第2章 自己鍛錬としての修験道

武術から修験へと続く道
武尚院峯龍(元藤原道場主宰、秩父曼荼羅小屋)

かつて空手に打ち込み、若くして指導者になってからは数々の名選手を育成して日本プロ格闘技界の黎明期を支え、しかしながら、ある時を境に忽然とシーンから姿を消してしまった男がいる。その男・藤原淳、現在は武尚院峯龍を名乗る師は、秩父の山中にて修験道の道場を開き、行者として人々を導いていた。
行とは何か。武道・武術とはどんな関係があるのか。両者は分かちがたく結びついていると語る峯龍師に、行の実際と本質を語っていただいた。

特集第3章 荒行・百人組手

限界の先にあるもの
松井章奎(国際空手道連盟 極真会館 館長)

空手界最大の荒行・百人組手。
60年以上にわたる極真空手の歴史の中で、完遂者はたったの9人。その3人目となったのが、極真会館二代目館長・松井章奎氏である。ほぼすべての挑戦者が実施後に入院するというとんでもない荒行に、氏はなぜ挑んだのか。その最中、あるいは達成後には何が見えたのか。そしてこの経験には武道家としてどんな意味があったのか。
本人にのみ語ることの許される究極の超克体験に、今改めて迫る!
写真提供◎ワールド空手

特集第4章 護摩行 炎の中にある行の正体

もっとも過激で洗練された精神の覚醒装置
高木淳也(俳優・僧侶・運動脳科学研究所所長)

護摩行。密教に伝わる修行法のひとつで、仏の智慧の火をもって煩悩を焼き尽くすことを意味する。
燃え盛る炎の前で座し、皮膚を焼かれながら真言を唱え続けるこの究極の行為を、自らの行のひとつとして修するひとりの武道家がいる。高木淳也——その名を知っている読者も少なくないに違いない。師はかつて、千葉真一率いるJAC(ジャパン・アクション・クラブ)に所属し、真田広之らと「御三家」と称される人気アクション俳優だった。現在は僧侶として人々の魂を癒し、研究者として人間の脳を科学し、空手家として稽古に打ち込んでいるという。
なぜ人は火に焼かれるのか。その時、脳では何が起きているのか。行とはいったい何なのか。異色の武道家とともに行の正体に迫る!!
写真提供◎心美庵

第5章 沖ヨガ日々是修行

「生命即神」いのちの機能を強め高める!
龍村修(NPO法人沖ヨガ協会 理事長 龍村ヨガ研究所所長)

日本に広く「ヨガ」という言葉を定着させた巨人・沖正弘導師。日本的感性から総合修行体系をまとめ上げられたその「沖ヨガ」は、〝日本のヨガ〟として世界に知られている。また〝求道ヨガ〟とも呼ばれる通り、沖導師は自らの一生を通して、様々な行法を日々の生活の中で行じ続けたという。
本特集の最後は、沖導師に長年にわたり師事した龍村修師に、沖ヨガの修行体系と階梯を伺い、求道の本旨を再発見したい。

【巻頭】旺龍堂・小幡良佑×ORIENTARHYTHM・サカクラカツミ)
舞と武が行き着くべき同じ地平

空手を根幹に、世界的パフォーマーとして日本の伝統的な身体操法を世界へ発信するサカクラカツミ師と、
様々な異色の経歴を辿りながら中国武術の真髄へと迫ろうとする小幡良祐師。
お二人の邂逅が舞と武という違った道の行き着く果てに、同じ地平が見えてくることを我々に教えてくれる特別対談をここにお届けしたい。

【特別企画】日本空手松涛連盟 首席師範 香川政夫
「気迫」と「緩急」を養い、技のコントロールを学ぶ!
空手の形が導く強さ

空手を空手たらしめている「形」という存在。だが、その真なる意味は、果たしてどれだけ理解されているだろうか?
今回、国内最高峰の指導者の一人である日本空手松涛連盟 香川政夫首席師範に、「抜塞大」と「二十四歩」を中心として、形の稽古を通じて学べるもの、さらには形を打つ際の重要なポイントについて示演と解説をいただいた!

【特別企画】『惣角流浪』著者・今野敏特別インタビュー
大東流合気柔術と沖縄古伝空手
「剣の間境と鬼をつかむ手」

大東流合気柔術〝中興の祖〟である武田惣角と、その「合気」を受け継ぎ発展させた大東流合気武術・佐川幸義宗範。この度、佐川宗範の直弟子である大森悟氏による両名人の評伝『佐川合気の秘奥に迫る』がBABジャパンより刊行される。
本書の中で大森氏は、小説家であり空手家の今野敏師がかつて著した『惣角流浪』についてもご本人を取材し、合気の本質に迫る作中の記述の数々から、その慧眼に驚いたことを紹介している。
『惣角流浪』発表から30年、今回、今野敏師に自身のライフワークである沖縄古伝空手探究の模様も交えて、日本武術の精華とも言われる「合気」について思うところを語っていただいた。

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