武道武術に代表される日本伝統文化が伝え残してきた大いなる遺産の一つに、「修身・整体・養生」などとも称されてきた「体育」があるのではないだろうか。 「体育」という言葉には、画一化した「学校体育」や「兵式体育」といった、手垢のついたイメージもつきまとうものの、本来の身体(心・感覚・情緒を含む)を育む“フィジカル・エデュケーション”という観点から、現代人の我々こそ、江戸期以前から日本人の体躯を育んできた智慧を見直し、また最新の体育法を考えるべきではないだろうか。 今回、和の身体スペシャリストたちを直撃し開陳していただいた、温故知新、秘伝式の「令和の体育」をお贈りしよう!
書店では、今月号だけでなく秘伝誌のバックナンバーを始め弊社の書籍、DVDもお取り扱いお取り寄せが可能です。是非書店でお手にとってご覧ください。
ハンマー投げの世界トップ競技者にして研究者としても実績を残してきた室伏広治スポーツ庁長官。
本講では、武道研究や和式身体操作からも多くを学び、自ら実践を繰り返してきた室伏長官に、これからの時代に必要な“體育”(フィジカル・エデュケーション)について、独自に考案した数々のメソッドの詳細とともに尋ねた。
東西の身体技法・身体文化史に精通し、「身体感覚のデザイン」をテーマとしたレーベルも手がけ活躍している日本身体文化研究所・矢田部英正氏。
特集本講では、床坐文化をバックボーンに持つ日本人にとって、健康と調和をもたらす基本の身構えである「坐る」技術について坐のスペシャリストである矢田部氏を直撃。
〝半畳で体は育める〟これぞまさに「坐る体育」だ!
一般の人たちにも門戸を開放した殺陣・技斗(現代アクション)指導の名門「高瀬道場」。
2020年に二代目・高瀬将嗣宗家が逝去されたが、現在は多加野詩子師が道場を引き継がれ、ドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』のキャストに殺陣指導を行うなど盛んな活動を展開している。
三代に渡る高瀬道場の理念・技術から海外ドラマ指導に至るまで、主宰・多加野詩子師と、瀬木一将師、吉水孝宏師の三師範にお話を伺った。
伝統派空手における代表的な基本形「平安」。一見、初心者用とも思えるそのシンプルな動作には、空手に必要な動きがほぼ全て内包されているという。
今回は、和道流の真伝を受け継ぐ大塚博紀三代宗家に、和道流の「平安二段」に秘められた武術的身体操法と、剣術や柔術にも展開する各種応用例を実演いただいた!
かつて超一流の格闘家や空手家たちが自らのトレーニングに取り入れ、その効果を証明して見せたことで、一大ブームを巻き起こした「火の呼吸」。
今回は、武術空手修気道宗家である加来禎治師範に、このクンダリーニ・ヨガの呼吸法が身体へもたらす革新的な進化を
はじめ、武術や格闘技への活かし方、さらには実際に行う上で欠かせない重要なポイントを語っていただいた!
書店では、今月号だけでなく秘伝誌のバックナンバーを始め弊社の書籍、DVDもお取り扱いお取り寄せが可能です。是非書店でお手にとってご覧ください。