“不争不敗”だから合気道は強い!
植芝盛平が伝えた「実戦の極意」とは!?
月刊秘伝2023年4月号
好評発売中!

かつて、開祖・植芝盛平は言った──「合気道は負けない」。今日、調和の武道として世界中で支持される合気道。
しかし、その根底には、いかなる状況にあっても“負けない”ための、戦う力が確かに存在し、それこそが合気道を武道たらしめている。他者と争わないからこそ、敵を作らないからこそ強い。開祖が体現した不争不敗の武術、合気道の実戦力に迫る!

発売日:2023年3月14日
定価:1,000円(税込)

月刊秘伝2023年4月号 
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書店では、今月号だけでなく秘伝誌のバックナンバーを始め弊社の書籍、DVDもお取り扱いお取り寄せが可能です。是非書店でお手にとってご覧ください。

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特集序章 植芝盛平の実戦極意

争う心を捨て去り、
呼吸力を発動させる!
清水 豊(煉丹修道 両儀堂)

調和の武道ともいわれる合気道の実戦性は何処にあるのか?
特集序章では、長年にわたり開祖・植芝盛平翁の研究を重ねてきた清水豊師範に、自らの内にある「争う心」を捨て去ることで呼吸力を発動させる、合気道の実戦極意についてご寄稿いただいた!

清水 豊 Shimizu Yutaka
1960年生まれ。両儀堂にて太極拳、八卦拳を指導している。ブログに「煉丹修道」があり、神仙道や武術の情報を提供している。著作:『太極拳秘術』2005年、『植芝守平の武産合気』2006年、『神仙道と植芝守平』2006年、『古事記と植芝守平』2006年、『「むすび」の武術と植芝守平』2011年、『老子と太極拳』2013年、『中国武術秘訣』2015年。

特集第一章 開祖の言葉を実践する

円転の動きと
正中線への切り落とし
飯田イチロオ(成城合気道クラブ)

特集第一章には、合気道開祖・植芝盛平翁の言葉を紐解き、そこから合気道の実践性を見出し、実際の技の練磨につなげている飯田イチロオ師に登場いただいた。
両手両足をそれぞれの役目に沿うように用い、正中線に引き崩す。
そして、力のぶつかり合いを生まないための「意識の転換(気の転換)」。
開祖の言葉「合気道は負けない」を実践するための要訣を明らかにする!

飯田イチロオ Iida Ichiro
1945年神奈川県横浜生まれ。合気道七段。1963年合気道本部道場に入門。日本大学芸術学部卒。在学中に合気道同好会(後の合気道部)を創設。卒業後は広告代理店に勤務。合気道の他、剣道・太極拳・ボクシングを学び、これらで培われた技のスピードは、70代半ばの現在でも全く衰えを見せない。現在は「成城合気道クラブ」を主宰。その教えを請いに隠れて足を運ぶ他道場修行者も多い。旺盛な探究心で合気道研究の他、歴史研究家としても活動している。東京都功労者・世田谷区スポーツ功労賞表彰。主な著書に『徹底検証!植芝盛平と合気道の戦う力』(BABジャパン)がある。2023年3月にDVD『植芝盛平の戦う合気道 負けない実戦力』が発売される。

特集第二章 “求道者”に訊く実戦の本質

弱い者が生き残る
ための合気道
太田孝一(合気道川越道場)

素手だけでなく刃物さえも飛び出す実戦の場で、合気道は通用するのか?
特集第二章では、数多の実戦経験を持ち、合気道と修験道を長年にわたって修行してきた“求道者”太田孝一氏に、演武や試合のためではない、いかなる状況にあっても“生き残る”ための合気道を示していただいた!

太田孝一 Ota Koichi
1969年生まれ。合気道歴約38年。1984年、中学三年生のときに合気道道場に入門。2000年、転勤にて都内の合気道道場へ移籍。 2003年、合気会入会。2010年、移住にて都内道場関係を円満退会し、合気道川越道場へ移籍。修験道においては、1984年、合気道道場にて禊修行等を経験。1990年、受戒し、修験道(山岳宗教)の修行を開始。1995年、修験道寺院にて得度。真言宗寺院より、坊号の法名を授かる。2001年、修験道寺院にて先達を授与される。

特集第三章 富木合気道の実戦哲学

乱取りで学ぶ
勝ち負けを超えた術理
佐藤忠之(日本合気道協会師範)

合気道界においては特異とも言える、乱取りを行う富木合気道。
特集第三章では、創設者・富木謙治師範の最後の弟子である佐藤忠之師範に、乱取りによって養われる武道としての実用性、そして富木合気道が追究する精妙なる術理について伺った!

佐藤忠之 Satou Tadayuki
1957年生まれ。早稲田大学合気道部師範。警察大学校逮捕術科講師。天理高校時代までは柔道部、早稲田大学教育学部に進学し、富木謙治・大庭英雄に師事し、合気道を学ぶ。現在、早稲田大学講師、同大合気道部師範や志道館・気帥館・凌江會・陵霄會の師範、静岡大学スポーツ合気道部師範、西日本合気道競技連盟師範、日本合気道協会師範を務める。著書に『富木謙治の合気道』(BABジャパン、志々田文明と共著)など。

特集第四章 “負けない”柔軟な発想力

「美しく、柔らかい」
危機回避術!
白川竜次(合気道神武錬成塾)

特集最終章では、海外指導の経験も多く、他武道・他武術との交流・研究にも余念がない注目の若手合気道家・白川竜次師範に、形稽古の本質をいかに解釈していくか、その柔軟な発想力、臨機応変な対応術で「負けない合気道」の実戦例を紹介いただいた。

白川竜次 Shirakawa Ryuji
塾長である父・白川勝敏より合気道を学び、2003年に小林保雄師範指導の下、合気道小林道場の内弟子となる。その後、カナダで海外修業を経験し合気道の専門指導員となる。2013年10月ロシアで開催されたワールドコンバットゲームズでは日本代表に選出され演武を行う。現在、東北最大の会員を有する合気道神武錬成塾の道場長として精力的に指導に当たると共に、毎年世界10カ国以上から招聘を受け一年の4分の1は海外指導にも赴いている(現在はコロナ禍で休止中)。泉区合気道協会 副理事長・事務局長、宮城県合気道連盟 理事、(公財)合気会 合気道六段。DVD『合気道を究めよう』「第一巻:入身転換編」「第二巻:呼吸力編」(BABジャパン)。

特集コラム 合気道黎明期実戦譚

負けず、争わず、
武技を通じて人と和す
小林保雄(合気道小林道場)

まだ現在ほど合気道が知られていなかった六~七十年代、先行した他流や荒々しい世相と合気道家たちはどう対峙したのか。
合気道史の生き証人の一人、小林保雄師範を訪ね、当時のお話を伺った。

小林保雄 Kobayashi Yasuo
昭和11年東京生まれ。小学5年より講道館で柔道を学ぶ。大学時に合気道本部道場に入門、開祖・植芝盛平翁と出会い、以後内弟子同様の生活を通し合気道を学ぶ。本部道場指導部員を経た後、昭和44年、東京小平市に専門道場を開設。国内に直轄、傘下120ケ所、アメリカ、ヨーロッパなど20ヶ国の団体、道場に指導員を派遣している。代表作DVD『小林保雄と合気道 全2巻』(BABジャパン)。

【巻頭】緒方義志(ファッションデザイナー)×
ウィリアム・リード(書道十段・合氣道八段)
「伝統と革新のサムライファッション」

日本古来の服飾文化に息づく美しいデザインと機能性。それを現代の普段着の中に落とし込む、独自のスタイルを発信してきたのがファッションデザイナーの緒方義志氏だ。
今回は緒方氏のブランドの愛好者であり、本誌でもお馴染みの日本文化の伝道師ことウィリアム・リード師が、緒方氏と共に伝統と革新のサムライファッションを熱く語り合う!

【特別企画】システマ東京・北川貴英のこの達人に会いたい!
二聖二天流柔術憲法宗家師範
柳川昌弘『空手の理』極み!

ロシアの軍隊格闘術「システマ」の日本における第一人者・北川貴英師が、その武術修行の黎明期に多大なる影響を受けたのが、日本空手界の重鎮・柳川昌弘師だ。
その柳川師は名著『空手の理』『続・空手の理』の著者で、近年その武術人生の集大成となる「宮本武蔵の空手」を完成させている。
柳川師の本部道場を北川師が訪ね、武術深奥の理に迫る。

【特別企画】大東流合気柔術 扶桑会・石塚嘉
自然法則に則った日本古来からの「思考法」で身体を動かす
技術の意識化=言語化で身体操作の“要素”を高める

大東流合気柔術 扶桑会の石塚嘉代表は、「技術の言語化」をテーマに早くからネット上の動画配信を図るなど、特徴的な活動を続け、「日本で元来培われてきた、身体に関する『思考法』を取り戻す」ことをコンセプトに掲げる。
思考法とは、すなわち身体操作であり、それは技術を構成する「要素」によって形作られていると説く。
「地球とつながる(重力の活用)」=「沈む・乗せる」、「相手とぶつからない力」=「相手に沿う・伸ばす」、「相手とつながる」=「密着する」という5大要素が融合・統一されることで発現する“合気の境地”を目指して!

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