数多の合気系武道において、基本中の基本と位置づけられる「四方投げ」。
そこには体捌きや足捌きなど合気道に必要不可欠な要素が多数盛り込まれており、 合気道開祖・植芝盛平翁は「四方投げができれば全ての技ができる」と語っていたという。
本特集では、伝説的達人たちの系譜を今に受け継ぐ四師範の姿と技を通じ、合気修得に至るための基本にして極意の集約、「四方投げ」を解き明かす!
書店では、今月号だけでなく秘伝誌のバックナンバーを始め弊社の書籍、DVDもお取り扱いお取り寄せが可能です。是非書店でお手にとってご覧ください。
四方投げとは、いかなる技なのか? 特集序章では、大東流や合気道において用いられているこの技の由来から、植芝盛平翁や塩田剛三師範がどのように位置づけていた技なのか、そして技を決めるための要点についてどのように言及していたのかまでを、大東流合気柔術玄修会の大宮司朗師に紐解いてもらった。
四方投げを学ぶことの意味が明らかになる!
開祖植芝盛平翁によって編まれ、新時代の武道として植芝吉祥丸二代道主によって体系づけられた「合気道」は、戦前にも増して戦後も綺羅星のごとく数々の個性的な武術家を輩出し続けた。
そんな中でも、特に武術家としての気迫、稽古の厳しさで、もはや伝説的な師範のお一人が、故有川定輝師範だ。
厳しさの中に、誤魔化しのないロジックが存在した有川師範の教えを、その薫陶を受けた合気道幸徳会の中野秀一師範にお訊きした。
特集最終章では、中津平三郎・武田時宗という武田惣角の最晩年を知る師範に学んだ“千葉紹隆師範伝”の「四方投げ」について、大東流合気柔術琢磨会 京阪支部長である福岡愼輔師範に、その古式の風格と技法を紹介いただいた。
今回お話をうかがったのは、台湾台北在住歴25年、 螳螂拳の国宝級大師、故・高道生老師の内弟子として 10年もの間その側で学び、現在は現地にて料理店を営みつつ、 国内外で長拳螳螂門の武術を伝えている吉田直嗣師。
異国の地で達人より学んだ〝武術と人生の極意〟とは!?
武術界きっての実戦の雄として勇名を馳せる蘇東成老師。
数多の実戦経験に裏付けられた、そのリアルな技術と戦術はまさに驚異。
久々の本誌登場となる今回は、門派や様式といった、既定のスタイルを超越した普遍性を持ち、真の意味で実戦に通用する武術の本質と進化について語っていただいた!
ブルース・リーが創始した格闘芸術「ジークンドー(截拳道)」。 その超合理的にして先進的なシステムは、様々なジャンルの修行者から 大きな注目を集めてきたが、詳細な技術体系は未だ謎に包まれている。
今号始動の隔月新連載では、ブルースの最晩年のプライベートスチューデント、 テッド・ウォン師父より全ての技術と哲学を受け継いだ松岡ユタカ氏が、龍の遺産──ジークンドー・ファイナルステージの真実を明らかにする!
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