今を遡ることおよそ10年、本邦武術界に彗星の如く現れた宮平保という武術家。
本場中国の地で名師に学び、自身の原点でもある沖縄空手との交流を通じて磨き上げられたその実力は、現代格闘技の選手たちからも高い評価を受け、今や日本における中国武術の「実戦」を体現する存在となった。
本特集では、宮平師のこれまでの軌跡と、現在取り組んでいる「中国武術のアップデート」を紹介!
さらに本土の一流空手家と身体論者による解析や、若き沖縄空手名門の継承者との特別対談を通じ、武術(うーしゅう)“第二の故郷”沖縄で新たな進化を遂げた実戦中国武術の“強さ”の全貌に迫る!
書店では、今月号だけでなく秘伝誌のバックナンバーを始め弊社の書籍、DVDもお取り扱いお取り寄せが可能です。是非書店でお手にとってご覧ください。
空手の聖地・沖縄と、その源流を伝えた中国大陸。
ならば沖縄は空手発祥の地であると同時に、中国武術においても“第二の故郷”と呼べるだろう。
特集第1章では、真の武術を求めて沖縄から中国へ渡り、再び戻ってきた沖縄の地で実戦中国武術を開花させた武の軌跡を、宮平師自身の筆によってお伝えしよう!
悠久の歴史と幾多の戦乱で磨かれてきた大陸の武術が、“第二の故郷”である沖縄の地で、今新たな産声を上げようとしている。
特集第2章では、宮平保師率いる天行健中国武術館で日夜重ねられている、伝統の技を今の時代に活かすための斬新な試みの数々を紹介!
現代に適応するようアップデートされた“最新最古”の中国武術をここに示す!
打撃・投げ・関節技が途切れなく続き、急所も容赦なく攻撃する──宮平師の技法は、まさに「実戦」そのものだ。
特集第3章パート1では、空手界のスター的存在であり、宮平師とも交流の深い中達也師範に、実際にその身で受けた宮平師の武技について、自身の体験と共に語っていただいた。
本土空手の雄が驚愕した、沖縄功夫の「強さ」と「怖さ」とは!?
宮平保師の動きを目にした時、技術の実戦性のみならず、その美しく機能的に磨き上げられた身体性にも驚かされる。
それは沖縄や本土の先達たちとも共通する達人のカラダだ。
特集第3章パート2では、武術と整体の探求者にして中国武術にも造詣が深い河野智聖師に、背骨から動きを観る動体学の視点から、宮平師の身体操法を解析していただいた!
今や世界中から大きな注目を集める沖縄空手。
そこで今、長い歴史の中でいつしか失われていった術技を、源流である中国武術から改めて学びとろうという流れが存在する。
本特集のトリを飾る第4章では、沖縄空手における達人中の達人と名高い松林流開祖・長嶺将真の孫にして、松林流三代目を受け継ぐ長嶺文士郎師と宮平師による特別対談が実現!
「泊手」の本流と実戦中国武術の出会いによって生まれた、沖縄空手の新たなる姿をここに示す!
今月の〝秘伝なヒト!〟に登場いただいたのは、女性ながらも剣道で二刀流を実践する奥田りいな師。
「二刀なんて女には無理だ!」という周囲の偏見に発奮したという、その二刀へのこだわりと、二刀を続ける中で変化した心境についてお話をお訊きした。
これまで長きにわたってタブー視されてきた合気系武道の流派間交流。しかし此度、その閉塞した状況に一石を投じる画期的な交流稽古会が実現した。
それは松田伝・佐川派・琢磨会といった大東流三系統に岩間流合氣道を加えた四会派が一堂に会し、互いの技を惜しみなく披露し合うという「合気」の武宴。
この奇跡の合同セミナーの模様を徹底レポートでお伝えしよう!
套路を通して「武術的身体運用法」と「発勁法」を身につける。そのための訓練法として小八極拳の二段階練法がある。
それは、武術のみならず、スポーツや健康運動から日常的な体の使い方に至るまで、様々なジャンルで有用となり得る普遍性を備えたメソッドである。
今号から3回にわたり、數﨑信重師範が主宰する武学MAS(マーシャルアーツシステム)による実演と共に「小八極拳第二段階訓練法」について、詳しく解説する。
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