海南拳法伝説 ―
武術(うーしゅう)第二の故郷!? 沖縄にその強さを求めて!!
月刊秘伝2025年5月号
好評発売中!

今を遡ることおよそ10年、本邦武術界に彗星の如く現れた宮平保という武術家。
本場中国の地で名師に学び、自身の原点でもある沖縄空手との交流を通じて磨き上げられたその実力は、現代格闘技の選手たちからも高い評価を受け、今や日本における中国武術の「実戦」を体現する存在となった。
本特集では、宮平師のこれまでの軌跡と、現在取り組んでいる「中国武術のアップデート」を紹介!
さらに本土の一流空手家と身体論者による解析や、若き沖縄空手名門の継承者との特別対談を通じ、武術(うーしゅう)“第二の故郷”沖縄で新たな進化を遂げた実戦中国武術の“強さ”の全貌に迫る!

発売日:2025年4月14日
定価:1,000円(税込)

月刊秘伝2025年5月号 
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書店では、今月号だけでなく秘伝誌のバックナンバーを始め弊社の書籍、DVDもお取り扱いお取り寄せが可能です。是非書店でお手にとってご覧ください。

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第1章 空手の島と大陸拳法ロマン

宮平保が綴る自身の武の軌跡

空手の聖地・沖縄と、その源流を伝えた中国大陸。
ならば沖縄は空手発祥の地であると同時に、中国武術においても“第二の故郷”と呼べるだろう。
特集第1章では、真の武術を求めて沖縄から中国へ渡り、再び戻ってきた沖縄の地で実戦中国武術を開花させた武の軌跡を、宮平師自身の筆によってお伝えしよう!

宮平保 Miyahira Tamotsu
1964年沖縄生まれ。10歳より沖縄伝統空手を学ぶ。20歳で中国湖北省・武漢体育学院に5年間武術留学し、温敬銘教授、劉玉華教授より実技と理論の指導を受け、外国人としては初となる中国の体育学院武術専攻(在籍は研究生部)を卒業した公認指導者となる。また第11回アジアオリンピック科学大会に日本代表の一人として出席し、論文《中国武術和日本武道的淵源》を発表。帰国後、空手の本場・沖縄の地を中心に中国武術を指導。 空手関係者、県内外、海外の武道、格闘技関係者(居合、フルコンタクトカラテetc.)との交流も多い。代表作DVD『究める! これが武術だ(全二巻)』、 『戦う! 中国武術』(BABジャパン)。

第2章 “最新最古”中国武術実戦室 in OKINAWA

“第二の故郷”で進行する
中国武術のアップデートとは!?

宮平 保(天行健中国武術館)

悠久の歴史と幾多の戦乱で磨かれてきた大陸の武術が、“第二の故郷”である沖縄の地で、今新たな産声を上げようとしている。
特集第2章では、宮平保師率いる天行健中国武術館で日夜重ねられている、伝統の技を今の時代に活かすための斬新な試みの数々を紹介!
現代に適応するようアップデートされた“最新最古”の中国武術をここに示す!

第3章

Part1 沖縄功夫の「強さ」と「怖さ」

連環で倒す戦闘の理!
中達也(日本空手協会総本部師範)

打撃・投げ・関節技が途切れなく続き、急所も容赦なく攻撃する──宮平師の技法は、まさに「実戦」そのものだ。
特集第3章パート1では、空手界のスター的存在であり、宮平師とも交流の深い中達也師範に、実際にその身で受けた宮平師の武技について、自身の体験と共に語っていただいた。
本土空手の雄が驚愕した、沖縄功夫の「強さ」と「怖さ」とは!?

中達也 Naka Tatsuya
1964生まれ。日本空手協会総本部師範(七段)。13歳の時に和道流の道場に入門し、空手を開始。高校時代は目黒高校空手道部、大学時代は拓殖大学空手道部に所属。数々の大会においてタイトルを獲得する。その後、日本空手協会の研修生(第28期卒業)となる。現在は、日本空手協会・大志塾を主宰し、後進の指導に当たっている。その幅広い活動から、本来の空手技術の探求に余念がない。DVD『これぞ最強! 極めの空手』では技術解説を担当し、DVD『神技の稽古会』では振武舘第十五代宗家・黒田鉄山師範と共演した(全てBABジャパン刊)。

Part2 武術(うーしゅう)のボディコントロール

姿勢と軸の達人身体!
河野智聖(整体武術家)

宮平保師の動きを目にした時、技術の実戦性のみならず、その美しく機能的に磨き上げられた身体性にも驚かされる。
それは沖縄や本土の先達たちとも共通する達人のカラダだ。
特集第3章パート2では、武術と整体の探求者にして中国武術にも造詣が深い河野智聖師に、背骨から動きを観る動体学の視点から、宮平師の身体操法を解析していただいた!

河野智聖 Kono Chisei
大学卒業後「心拳塾」の指導員となる。龍明宏老師から北派少林拳総合源流、李月貴老師から四節八極拳の伝授を受ける。身体調整として「操体法」「野口整体」を学ぶ。独立後、整体と武術を融合した「武医藝心道」を創始。人間の身体を背骨の動きから解析する「動体学」を提唱。小笠原流礼法、古神道、能、剣術などの学びから日本人の持つ身体的な力を「日本人力」と名付け普及。神戸を中心に東京・名古屋で定期的に整体・講座を行う。現在までに40,000人以上の身体を調整。関西大学非常勤講師。ワコールcwx柔流の開発に関わる。現在は自社ブランド「汀」にてメソッド・商品を開発。著書に『日本人力』『能に観る日本人力』『感覚で超えろ!』。DVDに『動体学入門』『動体学ボディワーク』他がある。YouTubeにて「甦れ! 日本人力 智聖チャンネル」、サブスク「日本人大学」を配信。

第4章 「泊手」で繋がる沖縄空手と中国武術

長嶺文士郎(松林流空手三代目)
宮平保(天行健中国武術館)

今や世界中から大きな注目を集める沖縄空手。
そこで今、長い歴史の中でいつしか失われていった術技を、源流である中国武術から改めて学びとろうという流れが存在する。
本特集のトリを飾る第4章では、沖縄空手における達人中の達人と名高い松林流開祖・長嶺将真の孫にして、松林流三代目を受け継ぐ長嶺文士郎師と宮平師による特別対談が実現!
「泊手」の本流と実戦中国武術の出会いによって生まれた、沖縄空手の新たなる姿をここに示す!

長嶺文士郎 Nagamine Bunshiro
1977年沖縄生まれ。松林流開祖・長嶺将真の孫として生を受け、幼少より空手の修行を始める。二代目にして父である高兆師範より空手の英才教育を施されるも、一時期は反発。柔道、レスリングを経験後、グレイシー柔術に憧れて総合格闘技の世界に入る。そして、天行健中国武術館・宮平保師との出会いにより真の意味での武術性に目覚める。以後、宮平師の指導を仰ぎつつ、高兆師範の逝去に伴い、松林流三代目を継承。現在は豊城市で『長嶺空手道場』を主宰し、那覇市泊の「とまり会館」でも指導。さらに「ラジオ空手」を開発して少年少女への空手普及に努める。また、近年では沖縄角力にも挑戦している。沖縄の小学校教員。那覇地区体育研究会所属。

【巻頭】奥田りいな(国分寺剣友会)
令和の女武蔵 意志を貫く二刀への開眼
剣道二刀流に賭けた女性剣士の矜持

今月の〝秘伝なヒト!〟に登場いただいたのは、女性ながらも剣道で二刀流を実践する奥田りいな師。
「二刀なんて女には無理だ!」という周囲の偏見に発奮したという、その二刀へのこだわりと、二刀を続ける中で変化した心境についてお話をお訊きした。

【特別企画】大東流&合気道四会派、一堂に会す!
高瀬道雄有満庄司/福岡愼輔/對比地輝男
四つの「合気」

これまで長きにわたってタブー視されてきた合気系武道の流派間交流。しかし此度、その閉塞した状況に一石を投じる画期的な交流稽古会が実現した。
それは松田伝・佐川派・琢磨会といった大東流三系統に岩間流合氣道を加えた四会派が一堂に会し、互いの技を惜しみなく披露し合うという「合気」の武宴。
この奇跡の合同セミナーの模様を徹底レポートでお伝えしよう!

【特別企画】武学MAS・數﨑信重師範が
八極拳の訓練システムを示す!
小八極拳第二段階訓練法

套路を通して「武術的身体運用法」と「発勁法」を身につける。そのための訓練法として小八極拳の二段階練法がある。
それは、武術のみならず、スポーツや健康運動から日常的な体の使い方に至るまで、様々なジャンルで有用となり得る普遍性を備えたメソッドである。
今号から3回にわたり、數﨑信重師範が主宰する武学MAS(マーシャルアーツシステム)による実演と共に「小八極拳第二段階訓練法」について、詳しく解説する。

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