※2)序論(原理の概論)…200-300文字 この原理は、普通の人間には想定外となる【波の形の力】を相手に加えるというものです。
導入部のオプション1で示したように、受ける人が想定できる外力、例えば一定圧力のような形あれば、その人はその外力に対して抵抗できます。
ですが、波の形の力は、最初はゼロで、次第に力が増して行く(加速度が加わる)ものです。
そのような外力が作用すると、受ける人はどうやって反応して良いのか分からなくなります。その結果、受ける人の体は加えられた力に同調して崩されてしまいます。
【上段手刀当て(※)返し】 ※3)本論(技法の流れ解説)…200文字程度
ではこの技を例に用いて、波動法の原理をさらに詳しく解説いたします。
両者は、正立して正対(※)します。
A…捕り(技を使う側)
B…受け(攻撃側)
1 Bは左足を一歩進め、左上段手刀当てで、Aを攻撃します。
2 Aは左足を一歩進め、左上段手刀受けで、Bの攻撃を受けます。
3 AはBの腕に接触する際、下腕をスプリングに見立て、勢いよく押し返します、
4 BはAの腕のスプリングの動きに同調せざるを得ず、後方へ弾き倒されます。
【ポイント解説…スプリングの動き】※4)補論(ポイント解説)最低2ポイント
※導入部…100文字程度 それではポイントとして、スプリングの動きさらに詳しく解説いたします。
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【ポイント①…肘を支点にする】※150-200文字程度
Bの下腕に対して、Aは【肘を支点にして】、下腕を反発させます。
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【ポイント②…力を受けて、少し引く】※150-200文字程度
Bの力を受けて、【少し引いてから】、Aは押し返します。
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【ポイント③…肩・腰・膝の使い方】※150-200文字程度
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【今回のまとめ】※5)総論(今回のまとめ)…200文字程度
この技のポイントは、下腕でスプリングの動きをいかに実現するかです。
受けは自分の手刀当てを、捕りが力を込めた(硬い)ブロックで受けると想定します。
しかし、スプリングの動きによる、跳ね返しで受けられてしまうので、すっかり混乱して、同調し、弾き倒されてしまうのです。
つまり、神秘ではなく、純粋な精神的現象です。さらに付け加えておくと、単なる柔らかい受けではなく、跳ね返す(スプリングの)動きだということです。