月刊秘伝8月号が、7月14日(火)発売となります。
本号特集は、人体を垂直に貫く「背骨の力」に迫りました!
頭蓋骨を支え、頸椎、脊椎、腰椎、仙骨、尾骨と連なり、肩胛骨を通して腕へ力を伝え、股関節を通して上半身と下半身を繋ぐ。その大元が背骨です。「背骨の運用が、いかに姿勢を作り、動きを作り、健康に寄与し、武的力を生み出すのか」背骨による能力向上の鍵を、武術家・医師・トレーナーから紹介いただきました。
特集第1章では背骨の運動から練る「矢山式気功法」を明確に武術稽古のメソッドに取り入れた時津賢児師範創始「自成道」を、東京で教授する押領司健師範にその稽古法の一端を紹介いただき、また「矢山式気功」開発者の矢山利彦師に、背骨を"医学的・武術的"に考察いただいたコラムを寄稿いただきました。
続いて特集第2章では、数々の一流アスリートのトレーナー・スポーツマッサージの療術師として活躍される海老澤一哉氏の「背骨ストレッチ」、特集第3章では"背骨は胃腸が支えている"という体質研究所・松原秀樹師の「背骨コンディショニング法」をご紹介。そして、特集最終章では、春風館道場・赤羽根龍夫師・赤羽根大介師の"背骨を動かさず、固まらせず、仙骨から起動する"という古流剣術の身遣いに大注目です。
特別記事も盛り沢山! 今年もやって来ました、システマ創始者ミカエル・リャブコ師。待望のミカエル&ダニール・リャブコ来日セミナーの模様を取材しました。「呼吸」を筆頭とした四代原則から達人技への道を示す、システマの様々なワークに毎度毎度脱帽してしまいます。またセミナー後には、日野晃師とミカエル師の三度目の対談も実現。すでに盟友と言ってよい両師が語るのは、セミナーのテーマ「近距離での心の余裕」について!
続いてご紹介するのは、格闘技界の"レジェンド"中井祐樹師考案の次世代型身体練法「中井祐樹メソッド」。数々の選手・王者を育成してきた中井師の経験がフィードバックされた身体練法は、「強くなる」ためには欠かせない一人稽古法です。「同じ技術を持った者同士なら、どれだけ身体が練れているかが勝負の分かれ目になる」心して掛かりたい中井師の言葉ですね!
本号には、youtube動画等でも注目を集めているYSPC渡邊康人師に初登場いただきました。渡邊師が説く「コンセプトが導く身体コントロールの真理」は、ユニークな語り口の中に、「そうだよな!」と思わず膝を打ちたくなること間違い無しです。
その他・"会津藩最後の剣客"渋谷東馬の実像を追った野本禎師範(大東流合気柔幸道会東京総支部長)のフィールドワーク、「大東流・武田惣角のルーツを探る」 ・ダンサーあらた真生女史がテッド・ウォン師のアートを継ぐ松岡ユタカ師(截拳道練習館 タイニードラゴン代表)に体験入門し「ジークンドー"オリジナル"に触れた体験記」 ・武術秘伝書夢世界[特別編]「電子デジタル時代における武術秘伝書の作製法」と、本誌を一度手にしたら目が離せません!
本号を持って、ご好評をいただいておりました大宮司朗師範「霊術講座」と天野敏師範「武の根源力」の2本の連載が最終回を迎えます。お見逃し、買い忘れのないよう、何卒お気をつけ下さいませm(_ _)m!
「秘伝8月号」は7月14日(火)発売です。全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでお求め下さい。