世界へ空手を広めた、今や"伝説の空手家"の一人である金澤弘和宗家の米寿を祝うと共に、創立40周年を迎えた国際松濤館空手道連盟の祝賀会が、去る3月31日(土)、東京の京王プラザホテルで盛大に開催された。
式典には世界44ヶ国から300名を超える人々が集い、総勢550名が連盟の発展と宗家の長寿を祝った。ゲストには、宗家が制した日本空手協会第一回全国大会で決勝を共に戦った津山克典師範をはじめ、剛柔会の山口剛史師範、糸東会の福島良一師範、和道会の田中清春師範など、いわゆる四大流派の各師範ほか、国際松濤館と長年の友好関係にある多くの空手人の顔が並んだ。会の中では、長年の功労者へ功労賞が贈られたほか、金澤宗家へ海外支部から多数のプレゼントが寄せられ、改めてその人望の厚さが再確認された。
また、同日より三日間をかけて国際セミナーが大森スポーツセンターにて開催され、各国の空手人たちが共に汗を流した。海外からの参加師範による技術講習に加え、総本部指導員らによる多彩なコースが設けられ、充実した三日間のセミナーを終えることとなった。
"世界の金澤"の伝統と技術を受け継ぎ、次代へと受け渡していく確かな礎を再確認した国際松濤館。その益々の発展を願わすにはいられない。
国際松濤館空手道連盟=http://www.skif-honbu.com/