「月刊秘伝」6月号は5月14日(土)の発売です。
特集は「音と身体奏法ーー武術をもっと響かせる "達人の音色"のヒミツ」です。音と身体の関係を解き明かすとともに、一流の音を創り出しているアーティスト、 さらには楽器を嗜む武術家にも登場いただき、 どんな身体運動から「音」が生み出されているのかに迫りました。そこで示されたのは、豊かな「音」を創り出す"身体奏法"には、 武術の身遣いに共通する原理が多く含まれているということでした。 そして、「音」と「身体」の響き合いの解析によって、身体のさらなる可能性が明らかに!
第一章では、高岡英夫師がピアニストの原田英代氏の奏法を解析。プロレーサーのクラゴン氏を交えて行われた鼎談では、心と身体の境界領域にある「身体意識」について、そして、心と身体に深く高い「軸」を形成させることの重要性が語られ、身体の無限の可能性が示されました。
第二章は、和太鼓奏者・日野一輝氏が、「握らず、持たず、叩かない」という「"武術流"和太鼓奏法」を解説。第三章は、太極拳の指導者であり、ライブでギター演奏を披露もしている真北斐図師範が、太極拳とギター奏法の共通項を示し、そこから太極拳上達の秘訣を導き出しました。
第四章は、人体の椎骨それぞれの働きを元とした整体の知識を応用し、人の「動き」との相関性を明かす「動体学」から、さらに音との関連性を解析した新概念「スパイナルトーン」を河野智聖師範が紹介。達人たちの身体内部で奏でられていた「音」とは、いったい !?
そして、今号から巻頭インタビュー「今月の"秘伝な人"」がスタート! 記念すべき第一回は、伝説の勝負師、雀鬼の桜井章一氏が登場。無数の真剣勝負の場で勝ちを掴み続けてきた桜井氏の身体観に迫りました。
このほかにも注目記事が目白押しです。"武の総本山"嵩山少林寺の釈永信管長が、少林功夫を特徴づける「禅と武術」の関係について紹介!
そして、空手、太極拳、古流剣術、居合などを研鑽してきた心水会の中野由哲師範が、劇的に技が変わる「添える感覚」を示しました。
さらには、元・台湾特殊警察の隊員であり、警察及び軍隊で格闘術や逮捕術の教官を務めてきたという黒姫内家拳の姫正賢老師によるセミナーをレポート!
そのほか、企画記事、好評連載など豪華ラインナップの「月刊秘伝」6月号は5月14日(土)発売です。全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでお求め下さい。