ふだんは人々の「日常」を対象として思考を進める民俗学。一方、戦いはある意味で「非日常」の一つの極北と言えます。今回は、人々が身体を通じて身に着ける行為として戦いをとらえることで、戦う身体と日常の交わりを考えてみたいと思います。
発表陣には、月刊『秘伝』での連載でもおなじみの池本淳一先生をお迎えし、「祭りの喧嘩」「中国武術の身体」「軍人と日常」という三つの異なる観点から検討します。
また会場では、木刀製作・販売を手がける「粋陽堂」の協賛により 、各種流派で使用される木刀・木製武具の展示・解説を行います。木刀を通して、流派ごとに異なる身体動作の違いを体感いただけま す。
そもそも試合として成立するのか!?
ぜひ見届けてください。
○日時:2017年9月30日(土) 午後1時~午後4時30分
○会場:埼玉県立歴史と民俗の博物館 講堂・講座室
○登壇者:報告者(敬称略、テーマは依頼時のため、異動あり)
中里亮平(長野大学):祭りの喧嘩
池本淳一(愛媛大学):中国武術における身体
清水亮(東京大学大学院):軍人の滞在する日常
コメンテーター:戸邉優美(埼玉県立歴史と民俗の博物館)
司会・コーディネーター:鈴木洋平(現代民俗学会、埼玉県立歴史と民俗の博物館)
協賛:粋陽堂(木刀製作・販売)
※詳しい情報やお問い合わせは下記アドレスへアクセス!
http://gendaiminzoku.com/meeting.html#meeting39