いつも秘伝誌ならびに弊社商品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
先日秘伝2017年2月号の制作を終え、本年も無事に年末を迎えることができました。
皆様の2016年はいかがでしたでしょうか?
本誌的には多くの達人・名人師範方と合わせて、可能性に満ちた若き武人たちとも出会うことができた、実り多き一年でありました!
本年の特集は2月号「相撲の底力」を皮切りに、3月号「ブルースリーと東南アジア武術」、4月号「縮地」、5月号「柔術」、6月号「音と身体奏法」、7月号「武術研究」、8月号「触れて崩す」、9月号「ジャパニーズ・システマ」、10月号「作家・増田俊也」、11月号「斬れ者たちの新・日本刀論」、12月号「空手の命"形"」、2017年1月号「J・カンフー」と、本誌らしいバラエティに富んだものとなりました。
5月号から始まった巻頭企画「今月の秘伝なヒト!」には、"雀鬼"桜井章一氏、"百獣の王"武井壮氏、作家・誉田哲也氏、俳優・榎木孝明氏、空手家・今野敏師などなど、他ジャンルな才人にご登場いただき、時には手練の武道家をお相手に、旬なトピックスから、根源的な命題まで幅広く語っていただきました。一見、武道・武術とは異なる分野でも、やはり、"武"的なものとのつながりがあることを改めて感じさせられました!
新たな連載・シリーズとしては、有満庄司「合気上げの根源力」(毎月)、岩沢陽介「ファンクショナル・ボディになる!」(毎月)、成瀬雅春「"達人への道"は日常にあり」(毎月)、中村如栴「体得! サムライ礼作法」(隔月)「キャッチ・アズ・キャッチ・キャン概史」(不定期)、「禅僧・藤田一照の対談シリーズ」(不定期)が始まり、毎号目が離せません!
日本古武道・古武術は基より、今年もミカエル、ヴラッドとマスター来日で盛り上がりを見せた「システマ」、"古流"レスリングとして注目を集める「CACC」、実践的との誉れ高い東南アジア武術「カリ・エスクリマ・アーニス・シラット」、まだ世に出ていなかった中国武術の達人、療術・ボディワーカー・トレーナー分野の名人など、多くの師範方にご登場いただきました。
また忍者・忍術の盛り上がり、"刀剣女子"の熱も冷めやらぬ日本刀への関心、若手武術家の精力的な武術研究なども印象に残った年でありましたが、世間的にも大きな注目を集めた話題と言えば、「空手」の東京オリンピック種目決定でしょう。沖縄発の武道として大きな拡がりを持ち、独自の発展も遂げた"空手"については、2020年に向けて本誌でも多角度から迫っていきたいと思っています。
来年も編集部一丸となって武道・武術・身体の新たな可能性を追求していきたいと思います。ということで、新年1発目の特集は「棒術」です。お楽しみに!
来年もどうぞよろしくお願いいたします。