稽古会・江東友の会 斎藤豊による主に介護従事者向けの講座です。身体の使い方をより知ろうということで、介護技術というよりは武術中心の内容になります。とはいえ激しい内容ではないので、未経験の方や初心者でも参加しやすい内容です。
介護従事者以外の方の参加も歓迎です。
11月17日に、サークルすえひろ主催の主に介護従事者向けの講座を行いました。この講座は介護従事者向けとはいえ、より基本的な身体の動きについて知ろうということで、介護技術よりも武術そのものの練習がメインの構成で進めています。
今回は剣をあつかってみようということでやってみました。テーマとしては「道具が身体を変えることと身体を道具的に意識すること」とでもいえばかっこいいかなといった内容です。
今回練習した形は、松聲館の手討、正面斬です。刃筋の意識と刃筋をたてる感覚を中心に説明・練習しました。実際やってみて思ったのは、木刀を持たせると意外と女性たちが盛り上がるということです。
その中で、「手討」...以前秘伝誌で取材していただいた時にもお話ししたのですが、これは甲野先生に教えていただいた中でももっとも馬鹿げた状況設定の形です。乱心した殿様とそれを諌める忠臣。ここでは殿様がふりかぶった刀の手元を忠臣が下から抑えたところから、構わずに殿様が斬ってしまいます。ここでは手元にこだわらず、忠臣を面が袈裟に斬ることと、忠臣を斬る刃筋を立てることを注意してもらいました。女性の割合が多いので、包丁でたとえると結構すんなり出来るようです。
正面斬...今回は手刀による「斬り」について考えてみました。手討で刃筋を立てることが出来れば、前腕を刀として刃筋を立てることで、受にこちらの力が入りやすくなります。道具(この場合は木刀)で意識した力の方向の感覚を、今度は手刀という形で内面化していくわけです。
こんな感じで、この講座では身体が少しの使い方の変化で大きく変わることを体験していただくことを考えています。それによって自分の身体に対する新しい視野を手に入れていただければと思っています。
12月22日にまた行います。皆様のご参加お待ちしております。
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